フジブログ!!

富士市と富士宮市で活動する小池義治のブログ
富士登山の用具レンタル
私の同級生が富士宮の万野に、富士登山用品のレンタル屋さんを開いたそうなのでご紹介/^o^\



・【山岳同盟】静岡県富士宮口登山道沿い雨具・防寒具・その他登山用品レンタル・販売
http://www.sun-i.jp/sangaku-domei/


雨具やトレッキングシューズなどレンタルできます。数年に一回使うかどうか、という人は買うより借りた方がお得だし、保管場所をとらなくて良いと思います。

富士宮口からの富士登山の注意点。毎年、富士山スカイライン登山区間は、混雑が予想される時期にマイカー規制がされますが、ことしの登山シーズンは、7月12日〜9月1日の連続52日間規制されています。車で行く場合は、水ヶ塚駐車場に停めて、そこからシャトルバスで行くことになります(駐車料金1台1000円、シャトルバス往復1300円)。また、7月25日から8月3日までは、入山料の施行として1人1000円の「富士山保全協力金」が徴収されるようです。(読売新聞記事

富士登山の情報は、今年から開設された「富士登山公式サイト」で確認できます。これは便利ですね。なんで今までなかったんだろう…

・富士登山オフィシャルサイト
http://www.fujisan-climb.jp/

富士宮口5合目から頂上までの登山道は「富士宮口登山道」などと呼ばれていましたが、ことしからは「富士宮ルート」ということで統一されたようですね。

ぜひ、健康に注意して登山してください。あと、くれぐれもゴミは捨てないようにお願いします。
世界遺産ですから。
| 小池よしはる | 富士山 | 23:58 | comments(1) | trackbacks(0) |
富士山登ろう!トイレットペーパー
富士山の世界文化遺産登録を記念した商品が続々と登場しているようですが、私もお手伝いしたものがあるのでご紹介/^o^\



林製紙さんから発売されている、「富士山登ろう!」トイレットペーパーがそれなんですが、私が富士山豆知識を書いて全体の監修をしました。
デザインはユウイチロウデザインの鈴木雄一郎さん、イラストはサノユカシさん。お二人とも富士市を拠点に活躍しています。


トイレットペーパーに富士宮ルートの案内と豆知識が印刷してあります。



製作にいたるまでの様子が、静岡だいいちテレビの夕方のニュースで放送されました。




トイレットペーパーを三角折りすると「逆さ富士」になるという仕掛けもあります。

富士市がほこるものといえば、まずは「富士山」、そして「紙」です。富士山は日本一の山、富士市はトイレットペーパーの生産が日本一です。

この商品は、「富士山」と「トイレットペーパー」という2つを同時にアピールできるので、お土産にちょうど良いと思います。私もさっそく県外の人へのおみやげに持って行きましたが、ユカシさんのイラストがとてもかわいいと好評でしたし、その後の富士山話も盛り上がりました。

林製紙さんの直売所・バンビックスや、富士川楽座や新富士駅のみやげもの屋、吉原商店街の東海道・表富士さんなどで購入できます。
通販でのまとめ買いは、こちらからどうぞ。
http://www.banbix.com/sales-promotion/post-208/
| 小池よしはる | 富士山 | 02:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
富士山が世界遺産になったということ(その1)
(議会中で忙しくてブログを書くタイミングを逃してしまいイマサラ感が恥ずかしいのですが…。)

2013年6月22日夕刻、富士山が世界文化遺産登録されました。

おめでとうございます/^o^\!


↑登録が決まった瞬間の、ユネスコ公式ツイッターの投稿。

私は、2007年にNPO富士山検定協会を立ち上げ、それ以来、富士山に関連するいろんなことに取り組んできたのでとても嬉しいです。…と同時に、富士山のふもと・富士市の議員として、今後の富士山の保全に関して大きな責任も感じています。
登録に関してはマスコミで十分過ぎるくらい報道されているので、このブログではあまり触れられていないことを冷静に書いていきたいと思います。何回かに分けて書きます。

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まずは、登録名称。

日本語での名称は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」になりました。

英語では、

『 Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration 』です。



ユネスコ公式サイトの画面。

富士山本体(標高約1500m以上の区域)を含む白糸の滝や浅間大社など25の構成資産をまとめて、この名称で世界遺産になったということです。

富士山は、読み方は「フジサン」です。「フジヤマ」でも「マウントフジ」でもないので注意が必要です。
外国人に英語で案内するときなど、「マウントフジ」じゃなくて「フジサン」でいいのかな、と思います。

日本語での登録名称である「信仰の対象と芸術の源泉」という日本語が、やや"カタい"、というか、「sacred」「inspiration」という言葉が持つ「人智を超えた、神々しい」というニュアンスが伝わりにくく、どうも英語の名称の方がカッコイイなと思います。(この日本語の登録名称が決まって英語に訳したというよりも、英語の登録名称を考えて日本語に訳したのかなと思いますが…)

勝手にやわらかく超訳しますと、「神聖な場所でありインスピレーションを刺激してやまない富士山」くらいでどうでしょうか?

まぁ、ここで書いても変わるワケないんですが…。登録名称はそういうことになっています。
ぜひ英語と日本語の両方で名称を覚えておきましょう。

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次に登録基準について。

前に私は次のように書きましたが、これが少し変わりました。
世界遺産の登録基準は次の10個(このうち1つ以上に該当すれば登録)で、[1]〜[6]の6つが文化遺産、[7]〜[10]の4つが自然遺産、両方にまたがると複合遺産ですが、富士山が該当するのは[3][4][6]の3つ。

世界遺産の登録基準日本ユネスコ協会連盟のWEBサイトより)
[1] 人間の創造的才能を表す傑作である。
[2] 建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
[3] 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
[4] 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
[5] あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの
[6] 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
[7] 最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
[8] 生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
[9] 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
[10] 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。


[3][4][6]の3つで申請されましたが、[4]は認められず、[3]と[6]の2つになりました。ローマ数字で表すと(iii)(vi)


文化庁のプレスリリース(PDF)より。

[3]が、信仰の対象(sacred place)にあたる部分で、
[6]が、芸術の源泉(source of artistic inspiration)にあたります。

世界中の世界遺産を巡っている外国人に、「富士山のクライテリア(基準)は何?」と聞かれたら「3と6だよ」と即答できるようにしていたいですね。

あと、今回のマスコミ報道でもさかんに使われている、「最初は自然遺産を目指していたけど、ゴミが多くてなれないから、文化遺産を目指すことになったよ」という「しょうがないから文化遺産」ストーリーなんですけど、うーん、これはどうなのかなと思っています。広く信じられてしまっていますが、ゴミさえなくなれば自然遺産になれたかというと、そうではないと思います。(もちろんゴミをなくすことが重要であることには変わりがないんですが)

これは良いとか悪いとかそういう問題ではなくて、冷静にみて富士山が自然遺産の範囲であるクライテリアの[7]〜[10]に入るポテンシャルがあるかというと微妙です。可能性としてあるとすれば、中国の泰山や韓国の済州島も基準に達しているとされた[7]、しかも[7]の単独(泰山や済州島は他の基準も満たしている)ですが、難しいだろうし、そこに拘ることに富士山の素晴らしさの本質はなかったんじゃないかと思います。手付かずの自然であることを「善」として人の手が入ることを「悪」としてしまう価値観が持ち込まれてしまうと、平安時代に末代上人が山頂に大日寺を建立したことさへ悪いこととされてしまいそうです。

世界自然遺産は英語で「World Natural Heritage」ですが、英語のもつ「natural」は日本語でいう「自然」よりも、"手付かずの""ありのままの"というニュアンスが強いように感じます。

富士山というひとつの山が、これほど古来から多様な意味付けをされ、「神」と崇められ、登ることが信仰とされ、和歌に詠まれ、浮世絵に描かれ、現代においても写真に撮られまくり、今もなお登山者が殺到する、一生に一度は登りたいと日本中の人が思う、そういう「人の営み」こそが、こんなにも珍しいし、これは後世に残さなきゃいけない!、ということで世界遺産に登録されたと理解しています。

今回、世界遺産に登録されたのは「富士山それ自体」ではなくて「富士山が大好きな私たち(と私たちの先祖)の気持ち」であって、その気持ちがカタチとなって現れたのが25の構成資産だと思います。それが私たちが本当に誇れることだし、守っていかなくてはいけない伝統です。

(連載記事で不定期に続けます。)
| 小池よしはる | 富士山 | 02:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
富士市役所が屋上を開放
普段は施錠されている富士市役所本庁舎の屋上が、今日からあさってまで、特別に開放されています。
午前中、さっそく行ってみました。いつも私は9階の議場で仕事をしていながら、屋上は初めてです。


エレベータにのって、10階の上の「R」階を押せば、直接屋上に行くことができます。

ちょうど、小学生の施設見学も行われていました。


行ったのは午前10時ころですが、富士山は少しだけ顔をだしていました。

晴れわたっていると、きれいに稜線がみえる最高の景色だと思います。
この季節だと、仕方がないですね。富士市が毎日観測している記録によりますと、5月に富士山全体が見えるのは、3分の1くらいの確率です。

南側は、こんな感じ。


この写真だと分かりにくいですが、真ん中に、現在建設中の新しく潤井川に掛かる橋が目立ちます。
国道139号を、救急医療センターのところからまっすぐに延伸して、最終的には国道1号の江川交差点(イオンタウン富士南の前)に繋がる予定の道路です。

この屋上開放、5月19日まで行われます。
5月17日(金曜日) 8時30分〜17時00分 (最終入場16時45分)
5月18日(土曜日) 9時00分〜16時00分 (最終入場15時45分)
5月19日(日曜日) 9時00分〜16時00分 (最終入場15時45分)

詳細は、こちらに掲載されています。

アンケート結果などで要望が多ければ、また開放も検討するそうですが、ぜひやるべきだと思います。
富士市では、ほとんどどこからでも富士山が見れるものの、市外からの来訪客に紹介できる「ここぞ!」という眺望スポットが少ないように感じています。市役所の屋上または最上階などを改良して、観光スポットにできれば良いと思っています。

普段だったら、消防庁舎の最上階(7階)がおすすめです。窓際の廊下から、ガラス越しですが、綺麗な富士山をみることができます。
| 小池よしはる | 富士山 | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
富士山が世界文化遺産へ!
さきほどニュース速報がでましたね。富士山の世界文化遺産登録が決定的になったようです。
世界遺産への登録の可否を調査する「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)は30日、日本が推薦していた「富士山」(山梨、静岡両県)を「三保松原(みほのまつばら)を除き登録」、「鎌倉」(神奈川県)を「不登録」とするよう、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告した。今年6月にカンボジアで開かれる第37回ユネスコ世界遺産委員会で、正式に決定される見通しだ。イコモスの勧告は(1)登録(2)情報照会(3)登録延期(4)不登録の4種類がある。「登録」はほぼ世界遺産に登録されることが確実で、「情報照会」と「登録延期」は追加情報の提出や推薦書の再検討が必要になる。「不登録」は原則再推薦ができない。イコモスはユネスコの諮問機関で、各国から世界遺産に推薦された案件の現地調査などを行う専門家組織。文化庁によると、過去の事例からみて、イコモスが登録を勧告した案件は、世界遺産委員会でもほぼ間違いなく登録が認められるが「不登録」から「登録」になった例はここ5年では1例もないという。(毎日新聞の記事より

要するに富士山は「ほぼ当選」。まずは、ホッとしました。
三保松原を除外ということですから、構成資産の数が「25」から「24」に減るのかどうなのか今後の注目点です。あと、名称の問題がどうなったのか。「富士山」のままでいいのか、それとも(石見銀山の登録名が「石見銀山遺跡とその文化的景観」であるように)「霊峰富士と信仰遺跡群」みたいな感じで変更するのか、というのも気になるところです。

さて、これからです。
富士山が世界文化遺産になれば、富士山の表玄関口のまち・富士市としても責任が重大です。

私は、この2月議会でも「富士山の世界文化遺産登録に向けて、富士山を守り、学び、来訪客をもてなし、情報発信していく施策について」と題して丸々一時間つかって、富士市が富士山の世界遺産登録に際してどのような施策をとるべきか語りましたが(録画中継はこちら←ぜひ見て)、まだまだ富士市は対応が遅れています。「富士山観光」という観点でいえば、ほとんど手付かずとさえ言える状況です。

富士山を訪れるお客様(外国人を含む)に対して、どのようなおもてなしをできるか、もっと考えるべきでしょう。静岡県が設置する予定の「富士山遺産センター」の富士市への誘致についても、富士市ならこんなことができるという点を、積極的に提案をしていくべきだと思います。私も全力を尽くしたいと思います。

富士市内には、世界遺産に登録される「構成資産」は1つだけ、「富士山域」が富士市の北部にかかっているだけです。

では、「富士山域」とは何か。いわゆる富士山の本体のことですが、これがどの範囲かというのも富士市民なら知っておくべき情報です。「富士山域」の推薦書原案(PDF)(原案なので推薦書本文とはやや違うかもしれません)での説明は以下のとおりです。

1.富士山域
説明
構成資産・富士山域は、『信仰の対象』及び『芸術の源泉』としての富士山の顕著な普遍的価値を表す枢要の要素である。富士山域の資産範囲は、周辺の展望地点から見た可視領域が重なり合う範囲で、神聖性の境界の一つである「馬返」以上に該当する標高約1,500m以上の区域である。

富士市で標高1500メートル以上というと、ちょうど富士山スカイラインの周遊区間があるあたりです。(地図のオレンジが富士山域)

構成資産の周りに緩衝地帯(バッファゾーン)ができますが、これがおおよそ国道469号より北側ということになります(地図の黄色)。緩衝地帯というのは、構成資産を守るために、法律や条例などで規制をかける範囲のことです。
富士山スカイラインより上は「ものすごく神聖なエリア」、469号より上は「神聖なエリア」と覚えておけばいいかなと思います。

あと、よく質問されるのが、なぜ「自然遺産」ではなくて「文化遺産」なのかということですが、これを正確に説明するには、そうとう長い文章を書かなくてはいけなくなるので端的に言ってしまいますと、「そういうもんだから」ということです(笑)。

世界遺産の登録基準は次の10個(このうち1つ以上に該当すれば登録)で、(i)〜(vi)の6つが文化遺産、(vii)〜(x)の4つが自然遺産、両方にまたがると複合遺産ですが、富士山が該当するのは(鵝法放堯法放)の3つであり、他の7つには該当しない(基準に達しない)から自然遺産でも複合遺産でもなく「文化遺産」ということです。

世界遺産の登録基準(日本ユネスコ協会連盟のWEBサイトより)
(i) 人間の創造的才能を表す傑作である。
(ii) 建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。
(iii) 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
(iv) 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
(v) あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの
(vi) 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。
(vii) 最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。
(viii)生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。
(ix) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
(x) 学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

(鵝法放堯法放)のそれぞれが具体的にどういう意味かについては、少し難しい内容ですが推薦書原案(PDF)の41ページから46ページを参照してください。

…と、もう決定したかのように書いてしまいましたが、6月下旬の正式決定までしっかり見届けたいと思います。
とりあえず、おめでとうございました!
| 小池よしはる | 富士山 | 01:17 | comments(1) | trackbacks(1) |
富士山の世界文化遺産登録は2013年の6月!?
1月13日・朝日新聞記事
富士山の世界文化遺産登録に向け、国の文化審議会は12日、正式な推薦書をユネスコ世界遺産委員会に提出することを了承した。外務省や環境省などでつくる世界遺産条約関係省庁連絡会議の審議を経て、2月1日までに提出される予定。

世界文化遺産登録に関しては、「なんとか庁のなんとか審議会でほにゃらら…」とか、登録までの複雑なフェーズがいちいち報道されるので、「…で、結局いつ世界遺産になるの?」というのが分かりにくいんじゃないかと思います。

ずばりで言うと、今から1年半後、「2013年の6月末ころ」です…たぶん。

日本に世界遺産は文化12、自然4の合わせて16あって(wikipeida-日本の世界遺産)、この登録までの過程をみていくと、ユネスコ世界遺産委員会に推薦書が提出されてから登録延期(いわゆる落選)になったのは、2008年の平泉だけです (その後2011年に登録)。つまり、富士山もここまで来たら、"16分の15"の確率で一発合格といえます。

世界文化遺産登録は、この地域を変える千載一遇のチャンスだと思っています。しかし、世界文化遺産があと1年半後に迫ってきたというのに、特に富士市での動きは鈍いなーと感じています。その点について、昨年の11月議会の一般質問で取り上げました。(録画中継はこちらから。私からの一回目の質問はこのエントリの最後に載せました。)

私は議員として、行政の取り組みについてしっかり提案していくつもりですが、行政だけでなく市民全体としてもっと盛り上げていけたらなーと思っています。

で、何をすれば?というのは難しいんですが、まずは「推薦書を読もうよ!」と呼びかけたいです。

正式版推薦書はもうすぐ公開されると思いますが、、推薦書原案は昨年7月に提出されWEBで公開されています。
これ↓(pdfで113ページあります)
http://www.fujisan-3776.jp/topics/H23.07.27suisenshogennan.pdf

正式版は、原案とあまり変わらないようです。推薦書を読むポイントとしては2つのキーワードを押さえることだと思います。それが「信仰の対象」「芸術の源泉」です。

これから「何で富士山は世界文化遺産なの?一行で答えてよ!」って言われたら、『信仰の対象、芸術の源泉であるから』というのが正解です。なぜ富士山が世界文化遺産としてふさわしいかを、この2つの言葉に集約させています。分かりやすく書かれているので、多くの人に読んでもらいたいです。

あと18ヶ月、世界文化遺産登録に向けて盛り上げていきましょう!!

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関連して…


富士市立博物館で、「富士山東泉院の秘宝〜六所家総合調査速報展◆繊廚行われています。私も昨日、観てきました。

東泉院というのは、明治初期まで今泉の日吉浅間神社のところにあったお寺で、富士市における富士山信仰という点でも非常に重要な場所です。その調査速報展なんですが、前提知識なしにこれだけ見ても理解しづらいと思いますので、六所家総合調査だよりのバックナンバーをご一読してから、ぜひ。

富士市立博物館【調査研究報告・刊行物一覧】
http://museum.city.fuji.shizuoka.jp/hp/report/index.html


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毎日新聞の「富士と生きる」という連載の中で私のことが取り上げられています。

・富士と生きる:世界文化遺産候補の風景/11 検定で発信者育成 /静岡 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120112ddlk22040268000c.html


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昨年11月定例会の私の一般質問の第一質問は下記のとおりです。これに対する市長の回答など議事録は、来月くらいに会議録検索のページに掲載されると思います。
【第一質問】
 いよいよ、富士山の世界文化遺産登録が現実味を帯びてきました。政府は今年9月に、暫定版推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出、来年2月1日までに正式版推薦書を提出します。その後、来年中にICOMOS(国際記念物遺跡会議)が現地調査を行い、この結果を踏まえて審議されたのち、2013年の夏、これまでの事例でいいますと、6月か7月に登録される可能性が高くなっています。日本の世界遺産は、文化遺産が12、自然遺産が4つの計16ありますが、これまでにユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出されたあとに登録が延期になったのは2008年の平泉のケースだけであり、そう考えると、再来年、2013年の夏に富士山が世界文化遺産に登録されることはほぼ確実な線として、それに向けた準備を急いでいく必要があると思います。
 暫定版推薦書の資産リストでは、25の構成資産が示されており、富士市はこの中で「富士山域」(いわゆる本体部分)のみが対象となっています。「富士山域」の資産範囲は、『周辺の展望地点から見た可視領域が重なり合う範囲で、神聖性の境界の一つである「馬返」以上に該当する標高約1500m以上の区域』とされており、これは富士市では概ね富士山スカイライン周遊区間の北側にあたります。また、資産範囲を取り囲むように、緩衝地帯(バッファゾーン)が設けられるが、これは富士市内では概ね国道469号より北側の地域が該当し、この市域には250人あまりが居住しています。
 これらの地域は以前より富士箱根伊豆国立公園の一部として、自然公園法の定める特別地域に指定され法的保護がされてきましたが、さらに今年「富士山域」にあたる部分が文化財保護法の史跡に指定され、世界文化遺産登録にむけて万全の体制がとられます。
 暫定版推薦書は、富士山の神秘的な美しさや時には噴火を起こす火山としての一面に対する畏怖が『信仰の対象』および『芸術の源泉』になってきたという、この2点を軸としてまとめられています。25ある構成資産が、なぜ構成資産としてふさわしいのか、その理由を、例えば村山浅間神社は「信仰の対象」として、三保の松原は「芸術の源泉」として、というように、25の構成資産がそのどちらか、あるいは両方であるとして、まとめられています。
 『信仰の対象』については、8世紀ごろから現代に至るまで富士山に対する信仰が連綿と受け継がれている点が強調されており、また『芸術の源泉』に関しては、国内外の絵画・文学に多大な影響を与えたことに触れ、富士山が“世界の宝”であることを訴えています。
 構成資産は、保存計画の目処がたつ25箇所に絞られました。25箇所といっても、忍野八海が1つというカウントではなく、池のひとつひとつが構成資産になり8つというカウントになったため事実上は18箇所という少数です。富士市内では本体部分を除いて選ばれていませんが、世界文化遺産登録に際しては、資産リストに登載されているかどうかに関わらず、富士市内の富士山に関連する史跡や観光スポットを、推薦書の示す『信仰の対象』『芸術の源泉』という2つの軸で捉え直し、体系的に見直した上で整備を進めていく必要があると思います。また、その際には将来的な構成資産リストへの追加登録も視野にいれて、法的な保護も望まれます。
 富士市内において『信仰の対象』を証明する史跡としては、数々の浅間神社などがあり、中でも今泉・上和田(うえわだ)にあった東泉院の跡は特に重要です。東泉院は代々、下方五社と総称された5つの有力神社、これはいずれも富士市内にある富知六所浅間神社、瀧川神社、今宮浅間神社、日吉浅間神社、入山瀬浅間神社の5社、の総別当をつとめ、地域に大きな影響力を持っていたとされ、現在は当地で発掘調査が進められています。
 また、今年8月には、京都の聖護院の修験者による富士山峰入り修行が72年ぶりに行われました。修験者一行は、鈴川海岸で水垢離をしたあと吉原商店街を通り、途中、日吉浅間神社(旧東泉院)に立ち寄ったあと、村山古道を使い富士山頂を目指しました。実は私は、この一行に同行させていただき、海抜ゼロメートルから頂上に向けて実際に富士登山をしてきました。とても素晴らしい体験でした。
 暫定版推薦書には、富士山の普遍的価値の証明として、アルプスやヒマラヤ、中国の泰山など世界の信仰・芸術に関連する山岳と比較がされていますが、その中では『登拝という特徴ある信仰形態を持ち、それが中世から現代まで長い間継承され、今も非常に多くの人々が行なっていることにその特徴がある』と結論付けられています。つまり「かつて信仰登山の歴史があった」ということ以上に「今なお信仰登山の歴史が生きている」ということに重点が置かれており、今後とも登拝の伝統を守っていくことは重要です。
 暫定版推薦書には、富士山が『芸術の源泉』であったことを示すために、古今東西の多数の美術作品や文学作品が列挙されているが、この中には万葉集における山部赤人の和歌や、近世の絵画「曽我物語図」など、富士市域から描かれたと思われるものも含まれており、そういった作品や描かれた場所の整理も今後求められます。また、美しい富士山の眺望を守っていくために今まで以上に景観に気を配る必要もあります。
 以下、質問します

(1)「2013年の夏」というゴールが見えてきた中で、増加が予想される観光客への対応や、関連する史跡の保存・整備など、富士市としてどのような準備をしていくか。
(2)世界文化遺産登録に関連する庁内の組織体制について、どのようになっているか。
(3)現在、「六所家発掘調査事業」として調査が進む東泉院跡であるが、隣接する吉原公園の再整備・拡張計画が進んでいる。公園整備の発掘調査への影響はどのようなものであるか。また、この地での一連の遺構について、十分な保存計画が立てられているか。
(4)村山浅間神社を経由して、現在の富士宮口登山道の6合目にいたる「村山古道」を使っての富士登山について、今後どのような対応をとっていくか。(昨年11月議会における小山議員の一般質問と同内容であるが、この1年間で世界文化遺産に向けての国内調査が終わり、構成資産の範囲が明らかになったため再度質問するものである)
(5)世界文化遺産登録に伴って景観計画を修正する予定はあるか。また観光客に向けた眺望地の整備について計画はあるか。
(6)世界文化遺産登録を意識した施設の新規建設及び、富士市立博物館など既存施設の改修についての計画はあるか。また静岡県が新設する予定の世界文化遺産センターの誘致についてどのように考えているか。
| 小池よしはる | 富士山 | 03:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
村山古道(村山浅間神社からスカイラインまで)
6月19日に、「富士山村山古道を歩く」の著者で(フジブログ過去記事参照)、村山古道研究の第一人者・畠堀操八氏にガイドしていただき村山古道を登る機会に恵まれました。

今回のぼったのは、村山浅間神社から富士山スカイラインに出るところまでです。(地図

吉原商店街にある富士山専門ギフトショップ「東海道・表富士」の店主・西川卯一さんも一緒に登りました。西川さんのブログも併せてご覧ください。

この日のスタート地点は、村山浅間神社。古くは「富士山興法寺」(wikipedia参照)として富士山における修験道の中心地として栄えた場所です。

ここも、「3.15」静岡県東部地震の被害が大きかった場所です。まだブルーシートが掛けられていました。

村山浅間神社のあたりの標高は500メートルくらい。植林されたスギ林が続いています。

村山古道(富士山村山口登山道)は明治に入り衰退し、特に1906年に大宮のルートができてからは、長らく表舞台から消えていた登山道です。2004年頃から畠堀さんたちが中心となり、この登山道を復活させようと努力されています。

基本的にはなだらかな道ですが、倒木をくぐらなくてはいけない箇所や、両手をついて乗り越える岩場もあり、「ハイキング気分でお気軽に」というところまでは整備されていません。道案内の看板もないので、登山についての十分な知識と装備がある人以外は、単独で登るのは避けたほうが良いです。まずは誰かこのルートを経験している人と一緒に登った方がいいと思います。



このあたり、標高1000メートルくらいまでの森林は、ほとんど民有林です。

「印」という文字がが書いてある樹がありますが、これは御殿場市の印野財産区が所有している森林ということです。玉穂など他の財産区が所有していると思われる場所もありました。御殿場市の財産区は、自衛隊の演習場に土地を貸しているため財政が豊かで、そのお金の使い道として、富士山周辺、富士市や富士宮市の山林も購入しているようです。御殿場市の公共団体が富士市の土地を買うというのも何か不思議な感じがしますが…。

村山修験の名残、「札内場跡の大ケヤキ」。標高840メートルくらいです。

私も森林の状態についてコメントできるほどに詳しくはありませんが、このあたりの木々(主にスギ)は、どうにも密集しすぎているように感じます。あまり手が入っていないようです。もっと間伐して光を入れて欲しいです。

このような景色をくぐり抜けると、富士山麓線という舗装された道路にでて、ここで昼食を食べました。この近くに「天照教」の本社があり、一帯も天照教社の所有地ということです。

これより上の登山道は、富士市と富士宮市を行ったり来たりしながら進みます。

富士市と富士宮市の境界は日沢(にっさわ)という普段は涸れた沢です。登山道は、この日沢を何回か横切ります。

日沢を渡った富士市側に、フェンスに囲まれた一角がありました。シカが寄り付かないようにすることで、この場所に本来あるべき植生が回復しつつあるようです。


天照教本社(標高1000メートル)からもう少し登ると「富士山麓・山の村」という宿泊施設があり、このあたりから森の様子が変わってきます。このあたりは国有林で原生林風の景色になってきます。純粋には原生林でなくて、材木として価値がありそうな大きな樹木は伐採されて、商品価値のない樹だけ残されている森だそうですが…。

もう少し進むと「中宮八幡堂」という開けた場所にたどり着きます。ここは馬返しとも呼ばれ、馬が引き返す場所でもあったそうです。…というか、こんな険しいところまで馬を連れて登ってきたことに驚きです。


このあたり一帯のササが枯れつつありました。ササは40年から60年周期で花を付けて枯れていくことを繰り返すそうで、これからの数年が、ちょうど枯れる時期を迎えています。富士山一帯のササは地下茎で繋がっていて、一斉に枯れるそうです。

標高1350メートルのスカイラインにでてこの日は終わり。およそ6時間かかりました。畠堀さんと記念撮影。


畠堀さんが、2006年に「富士山村山古道を歩く」を上梓され、2009年には海抜ゼロメートルからの地図を発行されたお陰で(フジブログ過去記事参照)、海抜ゼロメートルからの富士登山ということが現実的に考えられるようになりました。

私は、「0→3776」のルート整備は絶対に必要だと思っています。今の表口の富士登山は、標高2400メートルの5合目から誰でも簡単に半日で登れる「イージー・モード」しか用意されていない状態です。標高2400メートルというと森林限界付近からの登山になるので、植生の変化を感じることもなく、ひたすら砂礫地帯を登るだけです。

富士山をもっと楽しむなら、富士山の修験の歴史に思いを馳せ、そのスピリチュアルな輝きを体感するなら、「ハード・モード」と言えるようなもっと険しいルート設定を、富士山の麓のまち富士市として用意するべきだと思っています。平地から登ると、高度ごとの植生の変化も楽しむこともできますし、その道すがらに富士修験の歴史のあとを見ることができれば素晴らしいです。「0→3776」のルートは、富士市(と富士宮)がやらなくてはできません。富士山のふもとのまちの責務だと思っています。私は、富士市の市議として、生涯のライフワークとして海抜ゼロメートルから頂上までの登山ルートの整備をやっていきたいと思っています。

村山古道の復活については、いろいろな立場の意見があり、林野行政や、世界文化遺産の動きも絡んで、一筋縄ではいかないことは承知していますが、なんとか徐々に解決していくように努力していきたいです。

それにしても…。
今度、海抜ゼロメートルから頂上まで2泊3日の日程の登山をお誘いいただいたんですが、私の体力的に大丈夫なのでしょうかねー。。。

See Also
■富士市立博物館 調査研究報告 「富士山村山口登山道の現状について ...
http://museum.city.fuji.shizuoka.jp/hp/report/tozan.pdf
| 小池よしはる | 富士山 | 22:43 | comments(4) | trackbacks(0) |
富士登山が大ブーム
↓今日の富士山。キレイヤナー(´∀`)


今年は結局、富士山に登りませんでした。(なかなかスケジュールが空かなくて…)
去年まで4年連続で登っていて、「80歳まで毎年登るぞっ!」なんて思っていたような気もしますが、…駄目でしたね。

毎日新聞9月2日付記事より
山梨側で過去最多の25万9658人の登山者を記録した今夏の富士山(7月1日〜8月31日)。空前の人気について富士吉田市富士山課は「山ガール」という言葉も生んだ女性登山者の増加や、ストレス社会の中で自分を見直したり、達成感を求めたりする場として富士山が注目されたことなどを挙げている。
1日に同課が発表した報告書はさらに(1)環境配慮型トイレや更衣室の整備など各山小屋のサービス改善(2)若い女性層からの人気(3)「パワースポット」として広く紹介された(4)退職した「団塊の世代」の間で登山の入り口として注目された(5)不況でレジャーへの出費が抑制される中、首都圏から近くて非日常感がある(6)週末を中心に天候に恵まれた−−の6点が登山者増加の主な要因と分析した。

読売新聞9月2日付記事
一方、三つの登山道(富士宮口、御殿場口、須走口)がある静岡県によると、静岡側からの今シーズンの登山者数は暫定値で14万3695人で、吉田口も含めた富士山全体の登山者数は40万3353人となった。過去最多だった08年より約3万人少なかった。

静岡県側の登山者数が若干減ったのは、積雪のため開通が遅れたことが原因だと思います。

ここ数年は、富士山の長い歴史の中で、平安時代に末代上人などが登り始めて以来、最も多い登山者数です。全国各地の観光地で、観光客が減少している中、富士山に来る人が激増しているのはすごいことです。

登山者数のカウントは集計方法によってやや値が違いますが、一番古くから記録を取っている吉田口6合目富士山安全指導センター前通過記録をみても、2007年あたりを境に、急激に伸びているのが分かります。2007年というと、ちょうど団塊の世代が60歳を迎えはじめた時期で、実際にその世代の登山者は多いように思います。

最近の登山道の混雑はハンパないです。吉田口に比べれれば、富士宮口の登山者数は半分以下ですが弱点は登りと下りが同じルートなことで、すれ違うのに待たされることも多く、やっぱり混雑は激しいです。須走口は登り始めは空いていますが、本八合目で吉田口と合流するので、やっぱり混雑していしまいます。混雑を避けるには御殿場口がベストなんですが、富士宮口よりも約1000メートルも低い、標高1440メートルから登らなくてはいけない、かなりハードなルートです。

それを考えると、僕が去年登った「プリンスルート」はお奨めです。標高2400メートルから登れて、6合目からは空いている御殿場口を登れます。

…が、プリンスルート、知名度がいまいちでしょうか?
グーグルで「プリンスルート」と検索すると1番目と2番目はフジブログの記事です。アクセス解析をみると8月の1ヶ月で300件くらいのヒットでした。

いずれにせよ、せっかく多くの人が遠方から富士登山にやってきているので、もっと富士市や富士宮のふもとのマチにも立ち寄ってもらいたいですね。

<参考>
■主な登山道のスタート地点(5合目)の標高
・富士宮口登山道:2,400メートル
・須走口登山道:2,000メートル
・御殿場口登山道:1,440メートル
・河口湖口登山道:2,305メートル

■夏季シーズンの登山者数(2009年環境省調べ
・富士宮口登山道:67,590人
・須走口登山道:43,861人
・御殿場口登山道:11,390人
・吉田口登山道:169,217人(←ほとんどが河口湖口から)
| 小池よしはる | 富士山 | 20:05 | comments(2) | trackbacks(5) |
富士山の世界文化遺産登録が延期だとか
読売新聞7月28日記事より
 県は、富士山の世界文化遺産登録に向け、7月末が期限となる文化庁への推薦書原案の提出を見送る方針を決めた。世界遺産の構成資産となる富士五湖の周辺住民の合意が得られなかったためで、県は28日に地元市町村や静岡県側に説明する。年1回の推薦書原案の提出期限に間に合わなかったことで、世界遺産登録は2013年度以降にずれ込むこととなる。

 世界遺産の推薦書原案の提出は、地元住民や団体など構成資産に関係する権利者全員が、国の文化財指定か指定申請に合意していることが前提とされた。だが、観光業などが盛んな富士五湖では、文化財指定に伴う規制強化を懸念する住民らの合意が得られていない。

去年も原案を提出できず、今年も提出できなかったので、最短で2011年といわれていた登録が、2013年までずれ込んだ、ということだけど、富士山が登録されるなら2013年のかなと、もともと思ってたふしもあるので、今回の件は、それほどショックではないです。

…というのは、推薦書の原案を文化庁が受け取っても、推薦書の最終案がユネスコに提出されるのは、日本国内で1年に1件だけ。今現在「暫定リスト」という名の控え室では12人もスタンバってる状況です。(日本の世界遺産 - Wikipedia

2011年提出の有力は平泉さん。平泉さんは、2001年に暫定リストに入って、満を持して挑んだ2008年にまさかの「落選」という屈辱を経験している苦労人だけに、先に行かせてあげたい。あと、鎌倉さんも申請に向けて気合が入ってるという噂です。鎌倉さんは、1992年から18年間も暫定リストでずっと待機している大ベテランなので、2012年はそろそろ鎌倉さんでいってあげて欲しいところ。平泉さん、鎌倉さんという2人の大先輩には、あともつかえてることですし、先にバッチリ決めてもらって、(2007年に暫定リスト入りしてまだ3年の)大型新人・富士山は、2013年に一発でズドンと決めて欲しいです。

来年には確実に原案を提出して、2013年の世界文化遺産登録。関係の皆様、是非、お願いします。

てか、富士五湖の観光業の方たちが、なんでそこまで頑なに反対しているのか、状況がいまいち分からないです。

「パワースポット」「癒し」「体験交流型」なんて言葉が観光のキーワードになって久しいですが、そんな時代に、いまさら新しく"開発"する必要はないだろうし、富士山の神聖な景観の興を削ぐ建造物は、これを機に撤去する方向で進んだほうが、観光業にとっても長期的に考えて良いのではないか、、、むしろ世界文化遺産に協力して、登録された折には、それを生かした着地型の観光プログラムを作っていった方が、未来があるように思います。

先週末、奥多摩湖にキャンプに行った時、現地のインタープリター(wikipedia)から自然解説を聞きながら森を散策したんですが、それがとても素晴らしくて、「是非、子供を連れてまた来たい」と思ったし、「富士山周辺にもこんな体験ツアーがもっとあればなー」と思いました。

個人的には、人工的に開発された、いかにも「はい、ここ観光スポットですよー」「はい、これお土産ですよー」という、おあつらえ向きの場所に行きたいとは思わないし、観光に行くなら、もっとスペシャルな奥深い体験がしたい。観光業と世界文化遺産登録、両立する道は十分にあると思うんですが…。
| 小池よしはる | 富士山 | 01:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
2月23日は富士山の日
今日は「富士山の日」でした。



最初聞いたときは正直、えっ…川勝知事、ごっ…語呂合わせっすか!と、ちょっとひいたワケですが、静岡県民が富士山のことについて考える日が年に一回あることは、まぁ良いことじゃないかなと思います。

ともかく今日は、富士山にちなんだイベントがたくさん行われました。どんなイベントが行われたかは、静岡県のサイトに"PDFで!"まとまってます。
http://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/km-223/event.html

吉原商店街では、つけナポリンタンの223食無料配布をやっていました。11時開始で11時半の時点で223人の行列できてしまいました。(私は並んでる時間がとれなかったので諦めました。)


さて、この「富士山の日」ですが来年以降、どういう広がりをしていくのでしょうか。気になるのが、山梨県も「富士山の日」を制定するかというところ。

シゴトの計画というサイトの「富士山の日」、県民の休日になるか!? というコラムにこれまでの経緯が載っていました。
2(ふ)、2(じ)、3(さん)のゴロ合わせで「富士山の日」。だが、これを発案したのは静岡県が最初ではない。

 今をさかのぼること1996年1月、パソコン通信NiftyServe内の「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が「富士山の広場」を立ち上げたときにこう提案しているのだ。このことは新聞やテレビでも報道され、2000年には日本記念日協会に登録承認されている。

 また、2001年12月には山梨県河口湖町がこの日を「富士山の日」に制定している。富士山を観光資源にして多くの観光客を集める河口湖町だが、冬は寒く、いてつくイメージで閑散とし、トップシーズンの夏に比較すると8割減となるという。その冬期対策として計画されたのが「富士山の日」事業。

河口湖町(←現在は富士河口湖町)で先にやっているということで、ライバル関係が盛り上がって意地の張り合いにならなければいいのですが…。

そして、2月23日を休日にしたら、富士市は2月24日を、2(ふ)2(じ)4(し)の日にして、富士市だけは連休にしちゃえばいいんじゃないかと思ったりw

ちなみに静岡県の条例の全文は下記のとおり。「富士山を後世に引き継ぐための県民運動」というのが趣旨だそうです。
条例(平成21年12月25日静岡県条例第72号)
静岡県富士山の日条例
(目的)
第1条県民が、世界に誇るべき国民の財産であり、豊かな恵みをもたらしている富士山について理解と関心を深め、富士山を愛する多くの人々とともに、富士山憲章(平成10年11月18日に静岡県と山梨県とが共同して制定したものをいう。)の理念に基づき、富士山を後世に引き継ぐことを期する日として、富士山の日を設ける。
(富士山の日)
第2条富士山の日は、2月23日とする。
(県の責務)
第3条県は、富士山の日の趣旨にかんがみ、富士山を後世に引き継ぐための県民運動の促進に努めるものとする。
附則
この条例は、公布の日から施行する。
平成21年12月25日公布
| 小池よしはる | 富士山 | 23:02 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメントありがとうございます
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    名無し (06/02)
  • 私の一般質問は6月24日(金)の午後の2番目
    mochiduki kazunaga (05/04)
  • 私がそれでも富士市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!毎日、富士山が見られるよ。
    まさみ (04/12)
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小池よしはる(小池義治)

富士市議会議員(2期目)
会派・民主連合

1977年9月22日生まれ(38歳)
富士市青葉町(富士北地区=富士中央小学区)在住

・2011年4月 富士市議選
3072票をいただき初当選
(44人立候補中 5位)

・2015年4月 富士市議選
3555票をいただき2回目の当選
(39人立候補中 1位)

7歳と4歳の子どもを子育て中

吉原小学校 → 吉原第一中学校 → 富士高校 → 早稲田大学商学部(中退)

NPO法人富士山検定協会 代表理事
元・富士市民活動センター センター長

ご連絡は、
fujiblog(あっとまーく)gmail.comまで。

facebookは、こちら。


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