フジブログ!!

富士市議会議員・小池よしはるのブログ
富士市・富士宮市が合併するとしたら、市の名前をどうするか
先月行われたタウンミーティングとか、僕の周りの人の意見を聞いていると、富士市と富士宮市の合併について、"まー、将来的には、いいんじゃないかな?"という意見が多いです。今のところ合併に向けた具体的な動きは見えませんが、合併計画を実際に進めていくとなったら、おそらく一番問題になるのは「市名」でしょう。(次に問題になるのが「市役所の位置」かな?)

日本全国で合併が直前で破談になったケースで一番多いのが「市名」を巡るイザコザだと思います。住民が合意できる"しっくりくる市の名前"があるならば合併が成功する可能性は高いし、それが無ければ失敗する、と言っても過言ではない気がします。

人のアイデンティティにおいて、生まれた土地への愛着、住んでいる土地への愛着というのは欠かせないものですし、それゆえ、他の土地と区別する「地名」というのは非常に大切です。

そんなことを考えていたら、合併後の市名について秘密基地なブログさんが書いていたので少し引用させて頂きます。
これで思うのは、やはり「富士宮」の名を変える選択は非常に危険だということである。

僕は正直、「富士市」でいいという意見がかつてはあった。それはそもそも市の名前(あくまで市ではある)に「富士」とつけたのは富士宮市が先であるし、富士宮から宮をとれば同じ名前であるからである。

そして、合併後の名称を富士市に率先して譲る必要はこれっぽっちもないのは間違いない。なぜなら富士宮市の方が富士市より先に誕生しているからである。名称としての歴史がこちらの方が深い。

そして、富士市の知名度は低い。なぜならこの世に「富士」を冠するものがおおきすぎて埋もれてしまっているからである。それなら「富士宮」の方がまだ埋もれる可能性は低い。

おそらく、「富士市よりも富士宮市の方が市制施行が先である」ということを念頭に置いて書いていらっしゃると思います。


↑前にも貼ったことがある1945年の終戦時点の地図ですが、黄色が「市」、緑が「町」、青が「村」。この時点で、富士地区では富士宮が唯一の「市」でした。

<2012.5.6、事実誤認があったので訂正します>
富士宮市ができたのは1942年6月1日。それまでは「富士宮」なんていう地名はどこにもありませんでした。大宮町と富丘村が合併して市になるときに、「大宮市」というのはすでに埼玉県にあるので使えない、そこで「富士宮」という地名が考え出されました。「富士宮」という名前には"たったの"68年の歴史しかありません。(律令時代からの千数百年の歴史と比べて"たったの"と書いています)

富士宮市ができたのは1942年6月1日。それまでは「富士宮」という地名は、市町村名として存在しませんでした。大宮町と富丘村が合併して市になるときに、「大宮市」というのはすでに埼玉県にあるので使えない、そこで古くから富士宮本宮浅間大社を表す「富士宮」という地名が市名として採用されることになりました。

次に、地名としての「富士」ですが、これを説明するには難しいし、僕もよく解っていません。とりあえず、それぞれ初めて誕生した年代をまとめると次のとおりです。

富士山 → 「富士」という漢字で定着したのは平安以降。読みとしては、もっとずっと古い。
富士郡 → 平安時代?
富士駅 → 1909年4月21日
富士町 → 1929年8月1日(加島村の町制と同時に)
富士市 → 1954年3月31日(富士町、岩松村、田子浦村の合併により)

富士市という地名の是非については、3年前に『合併後の市名は「富士市」でいいのか考えてみる』というエントリで問題提起して、14件ものコメントを頂きました。興味のある方はご参照ください。

で、現時点では僕自身が、富士地域の合併後の市名についてどう思っているかというと、…実は頭が整理できていません。

・どうやら富士宮市民の「富士宮」という地名に対する愛着はかなり強いようだ。合併の障壁になるかも。
・かといって、合併後の市名を68年の歴史しかない「富士宮」にする道理が通らないだろう。
・この地域一帯を表した「富士郡」の長い歴史から、「富士市」にするのが自然ではある。
・けど「富士市」にすると、「富士」がありふれた名称であるという弊害もちょっとあるけどね。
・第3の名前で「これは!」というものもない。「富士山市」「表富士市」「南富士市」・・・。
・富士山市はイヤだな。富山市と間違えるw
・とっておきは「Fエリア市」。日本で最初のアルファベットを含む市名!
(ちなみに「Fエリア」とは、富士市・富士宮市を視聴エリアとする「Radio-f」が全番組をとおして使っている、この地域の呼称です。)

最後のは冗談ですが、テキトーにこの話題をしめておきます。
何か、良い市名候補ありますかね?
| 小池よしはる | 富士地区・市町村合併 | 01:12 | comments(12) | trackbacks(0) |
3年前のエントリも見てきました。
個人的には「富士市」が良いです。

富士山を意味する「富士」と被ると書いておられますが、
逆に良いイメージで嬉しいという思いがあります。

ただ、意見が割れるようなら公明正大に
住民投票などの多数決ならありだと思います。

いずれにしても「富士市・富士宮市」以外は抵抗ありますね。
他の名前にする理由もしっくり来ません。

そして、小さな心で気に掛かる事が1つ。

「富士市」を使わなくなった場合、たとえば
他の地域がそれを名乗る事も出来るんですよね。
その事を想像するとちょっと悔しいです(笑)
| うら | 2010/04/08 7:49 PM |
富士川市で良いと思います!
| 奈々氏 | 2010/04/08 11:53 PM |
おっしゃる通り、市名は難しそうですね。
個人的には、富士市か富士山市がいいかなって思うけど、
富士山市は、確かに富山市と間違われそうですね。
(どうでも良いけど、富士市川成島にある僕の会社の名詞を 渡すと、富士川から来たんだってよく言われます。)
| 富士君 | 2010/04/09 12:12 AM |
「富士山市」は、「ふじさん」と読むか「ふじやま」と読むかでも意見が分かれると思います。
| BARU | 2010/04/09 7:49 AM |
初めてコメントします。富士宮市民です。富士宮は旧大宮町を中心に集まった都市だから、大宮町の「大」と「富士市」を合わせて『大富士市』なんてどうかな、なんて考えてましたが、富士川町の名前が増穂、鰍沢に行ってしまった違和感もあるので今は『富士市』で良いような気がします。
山梨でまた何町か合併した時に「富士市」の名前を使われる気がしてならない(笑)。
| taro | 2010/04/09 2:22 PM |
富士宮市民です。とはいっても、富士宮に引っ越してきてからまだ15年くらいしか経っていませんが。富士宮市で生まれた子どもたちは、「富士宮市」が無くなってしまうことをとても嫌がってます。おそらく、富士宮の人たちは、「富士宮」に愛着を持っている人が多いような気がしますので「富士市」になると反発は大きいように感じます。
まだ、両者が歩み寄った形で「表富士市」や「南富士市」という方が、賛同は得られやすいかと。「岳南市」などもいいかもしれませんが。あまりピンときませんね。
第3の名称は、賛同は得られやすいですが、名称変更に伴う経済的な負担(駅名やバス停の名称変更等)を考えると、「富士市」に修まりそうな気がします。
| GADGET | 2010/04/11 10:55 AM |
私は富士、富士宮の市民ではないのですが、慣れ親しんだ名前が消えるのは寂しい感じがします。
新しい市名を考えて、富士も富士宮も区名として残すというのはどうでしょう。
両者地名としては残るわけですし、日常普段使いには支障無いように思いますが。
| | 2010/04/21 2:38 AM |
「さいたま市」「つくば市」みたいにひらがなで「ふじ市」ってのは・・・?
| コーツィ | 2010/04/21 3:15 AM |
上に、区名で残すという意見がありましたが、政令市にならないと「区」は作れないです。

今のところ、政令市になる基準は人口70万人以上だそうで、これはなかなか難しいですね。
| 小池よしはる | 2010/05/03 6:25 PM |
「ふじ市」みたいなのが一番ひどいと思います。

富士吉田は富士山市にする、なんて言い出してるみたいですね。昨今の町村合併で思うのは、なんでも言ったもん勝ちみたいなことばかりで、地域のルーツをもっと大切にしてもらいたい、そういう視点が欠けている、ということです。
富士宮市は芝川町と合併しましたが、富士市、富士宮市、芝川町は、古代から旧富士郡の行政区画にあった土地柄です。
富士山の周囲の市町村で、他に富士郡という行政区画で呼ばれていた土地はありません。

ですから、富士市で良いのではないですか。
| スニフ | 2010/05/25 8:50 PM |
議員になられる前の記事ですので、あまり突っ込みたくない部分ではありますが、富士宮市も市制70周年を迎えるため一応書いておこうと思います(きっと言及される機会はあるでしょう)。

”それまでは「富士宮」なんていう地名はどこにもありませんでした”という部分は、少し不思議な表現です。そもそも地名というのは、その地域の建造物や伝承から由来することが多いのですから。そして”そこで「富士宮」という地名が考え出されました”という部分も、かなりおかしな記述です。市制施行当時の内務省告示に「一名富士ノ宮トモ称セラレ、往昔ヨリ人口ニ膾炙セラレ…」とあり、「称されていた」とあります。つまり、当時考え出されたわけではありません。告示には、浅間大社が「富士ノ宮」と称されていたと書いてあります。そして本当に称されていたのか資料から検証してみると(学術的にされている)、事実古来より「富士ノ宮」と呼称されていた歴史があります。少なくとも平安時代には用いられているわけです。ですから「68年の歴史」などというのは、とんでもありません(しかし分からないのも無理はないと思います。しかしながら、取り上げるのなら最低限の経緯は調べるべきです)。

そういう部分も含めて、考えていかなければならないと感じています。
| | 2012/05/06 1:22 AM |
暁様

ご指摘ありがとうございます。たしかに私の方で、勉強不足で表現が適切でないところがありましたので、本文を訂正いたしました。

この件、またエントリを改めて書きなおしてみたいと思います。
| 小池よしはる | 2012/05/06 4:05 AM |









http://orz.fujiblog.jp/trackback/1030774
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
コメントありがとうございます
  • 無理だし危険な「コンパクトシティ」より、目指すべきは「コンパクト市役所」では
    パリストン (05/31)
  • すでに3億円以上を支出している「若い人が富士市に家を建てて引っ越してきたらカネをあげるよ」という小長井市長の施策は、まちの活性化に繋がっているか
    与太郎 (04/21)
  • 富士まつりのディズニーパレード、市民の負担は「960万円」の警備費
    与太郎 (04/12)
  • 588万円の公費をかけた富士市のフェイスブックページが終了
    bird (03/27)
  • 588万円の公費をかけた富士市のフェイスブックページが終了
    富士市民 (03/27)
  • なぜ富士市長選挙は、いつも年末にやるのか?
    小池よしはる (01/10)
  • なぜ富士市長選挙は、いつも年末にやるのか?
    林 (12/25)
  • 海抜ゼロメートルから富士山の山頂まで、「富士山登山ルート3776」を使って登ってきました
    みゅう (08/02)
  • 静岡県は全国で2番目か3番目に雪が降らない
    名無し (06/02)
  • 私の一般質問は6月24日(金)の午後の2番目
    mochiduki kazunaga (05/04)
小池よしはる(小池義治)

富士市議会議員(2期目)
会派・民主連合

1977年9月22日生まれ(40歳)
富士市青葉町(富士北地区=富士中央小学区)在住

・2011年4月 富士市議選
3072票をいただき初当選
(44人立候補中 5位)

・2015年4月 富士市議選
3555票をいただき2回目の当選
(39人立候補中 1位)

2人の子どもを子育て中

吉原小学校 → 吉原第一中学校 → 富士高校 → 早稲田大学商学部(中退)

NPO法人富士山検定協会 代表理事
元・富士市民活動センター センター長

ご連絡は、
fujiblog(あっとまーく)gmail.comまで。

facebookは、こちら。


最新の記事


過去の記事