フジブログ!!

富士市議会議員・小池よしはるのブログ
富士山の世界文化遺産登録は2013年の6月!?
1月13日・朝日新聞記事
富士山の世界文化遺産登録に向け、国の文化審議会は12日、正式な推薦書をユネスコ世界遺産委員会に提出することを了承した。外務省や環境省などでつくる世界遺産条約関係省庁連絡会議の審議を経て、2月1日までに提出される予定。

世界文化遺産登録に関しては、「なんとか庁のなんとか審議会でほにゃらら…」とか、登録までの複雑なフェーズがいちいち報道されるので、「…で、結局いつ世界遺産になるの?」というのが分かりにくいんじゃないかと思います。

ずばりで言うと、今から1年半後、「2013年の6月末ころ」です…たぶん。

日本に世界遺産は文化12、自然4の合わせて16あって(wikipeida-日本の世界遺産)、この登録までの過程をみていくと、ユネスコ世界遺産委員会に推薦書が提出されてから登録延期(いわゆる落選)になったのは、2008年の平泉だけです (その後2011年に登録)。つまり、富士山もここまで来たら、"16分の15"の確率で一発合格といえます。

世界文化遺産登録は、この地域を変える千載一遇のチャンスだと思っています。しかし、世界文化遺産があと1年半後に迫ってきたというのに、特に富士市での動きは鈍いなーと感じています。その点について、昨年の11月議会の一般質問で取り上げました。(録画中継はこちらから。私からの一回目の質問はこのエントリの最後に載せました。)

私は議員として、行政の取り組みについてしっかり提案していくつもりですが、行政だけでなく市民全体としてもっと盛り上げていけたらなーと思っています。

で、何をすれば?というのは難しいんですが、まずは「推薦書を読もうよ!」と呼びかけたいです。

正式版推薦書はもうすぐ公開されると思いますが、、推薦書原案は昨年7月に提出されWEBで公開されています。
これ↓(pdfで113ページあります)
http://www.fujisan-3776.jp/topics/H23.07.27suisenshogennan.pdf

正式版は、原案とあまり変わらないようです。推薦書を読むポイントとしては2つのキーワードを押さえることだと思います。それが「信仰の対象」「芸術の源泉」です。

これから「何で富士山は世界文化遺産なの?一行で答えてよ!」って言われたら、『信仰の対象、芸術の源泉であるから』というのが正解です。なぜ富士山が世界文化遺産としてふさわしいかを、この2つの言葉に集約させています。分かりやすく書かれているので、多くの人に読んでもらいたいです。

あと18ヶ月、世界文化遺産登録に向けて盛り上げていきましょう!!

■■■
関連して…


富士市立博物館で、「富士山東泉院の秘宝〜六所家総合調査速報展◆繊廚行われています。私も昨日、観てきました。

東泉院というのは、明治初期まで今泉の日吉浅間神社のところにあったお寺で、富士市における富士山信仰という点でも非常に重要な場所です。その調査速報展なんですが、前提知識なしにこれだけ見ても理解しづらいと思いますので、六所家総合調査だよりのバックナンバーをご一読してから、ぜひ。

富士市立博物館【調査研究報告・刊行物一覧】
http://museum.city.fuji.shizuoka.jp/hp/report/index.html


■■■
毎日新聞の「富士と生きる」という連載の中で私のことが取り上げられています。

・富士と生きる:世界文化遺産候補の風景/11 検定で発信者育成 /静岡 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120112ddlk22040268000c.html


■■■
昨年11月定例会の私の一般質問の第一質問は下記のとおりです。これに対する市長の回答など議事録は、来月くらいに会議録検索のページに掲載されると思います。
【第一質問】
 いよいよ、富士山の世界文化遺産登録が現実味を帯びてきました。政府は今年9月に、暫定版推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出、来年2月1日までに正式版推薦書を提出します。その後、来年中にICOMOS(国際記念物遺跡会議)が現地調査を行い、この結果を踏まえて審議されたのち、2013年の夏、これまでの事例でいいますと、6月か7月に登録される可能性が高くなっています。日本の世界遺産は、文化遺産が12、自然遺産が4つの計16ありますが、これまでにユネスコ世界遺産センターに推薦書が提出されたあとに登録が延期になったのは2008年の平泉のケースだけであり、そう考えると、再来年、2013年の夏に富士山が世界文化遺産に登録されることはほぼ確実な線として、それに向けた準備を急いでいく必要があると思います。
 暫定版推薦書の資産リストでは、25の構成資産が示されており、富士市はこの中で「富士山域」(いわゆる本体部分)のみが対象となっています。「富士山域」の資産範囲は、『周辺の展望地点から見た可視領域が重なり合う範囲で、神聖性の境界の一つである「馬返」以上に該当する標高約1500m以上の区域』とされており、これは富士市では概ね富士山スカイライン周遊区間の北側にあたります。また、資産範囲を取り囲むように、緩衝地帯(バッファゾーン)が設けられるが、これは富士市内では概ね国道469号より北側の地域が該当し、この市域には250人あまりが居住しています。
 これらの地域は以前より富士箱根伊豆国立公園の一部として、自然公園法の定める特別地域に指定され法的保護がされてきましたが、さらに今年「富士山域」にあたる部分が文化財保護法の史跡に指定され、世界文化遺産登録にむけて万全の体制がとられます。
 暫定版推薦書は、富士山の神秘的な美しさや時には噴火を起こす火山としての一面に対する畏怖が『信仰の対象』および『芸術の源泉』になってきたという、この2点を軸としてまとめられています。25ある構成資産が、なぜ構成資産としてふさわしいのか、その理由を、例えば村山浅間神社は「信仰の対象」として、三保の松原は「芸術の源泉」として、というように、25の構成資産がそのどちらか、あるいは両方であるとして、まとめられています。
 『信仰の対象』については、8世紀ごろから現代に至るまで富士山に対する信仰が連綿と受け継がれている点が強調されており、また『芸術の源泉』に関しては、国内外の絵画・文学に多大な影響を与えたことに触れ、富士山が“世界の宝”であることを訴えています。
 構成資産は、保存計画の目処がたつ25箇所に絞られました。25箇所といっても、忍野八海が1つというカウントではなく、池のひとつひとつが構成資産になり8つというカウントになったため事実上は18箇所という少数です。富士市内では本体部分を除いて選ばれていませんが、世界文化遺産登録に際しては、資産リストに登載されているかどうかに関わらず、富士市内の富士山に関連する史跡や観光スポットを、推薦書の示す『信仰の対象』『芸術の源泉』という2つの軸で捉え直し、体系的に見直した上で整備を進めていく必要があると思います。また、その際には将来的な構成資産リストへの追加登録も視野にいれて、法的な保護も望まれます。
 富士市内において『信仰の対象』を証明する史跡としては、数々の浅間神社などがあり、中でも今泉・上和田(うえわだ)にあった東泉院の跡は特に重要です。東泉院は代々、下方五社と総称された5つの有力神社、これはいずれも富士市内にある富知六所浅間神社、瀧川神社、今宮浅間神社、日吉浅間神社、入山瀬浅間神社の5社、の総別当をつとめ、地域に大きな影響力を持っていたとされ、現在は当地で発掘調査が進められています。
 また、今年8月には、京都の聖護院の修験者による富士山峰入り修行が72年ぶりに行われました。修験者一行は、鈴川海岸で水垢離をしたあと吉原商店街を通り、途中、日吉浅間神社(旧東泉院)に立ち寄ったあと、村山古道を使い富士山頂を目指しました。実は私は、この一行に同行させていただき、海抜ゼロメートルから頂上に向けて実際に富士登山をしてきました。とても素晴らしい体験でした。
 暫定版推薦書には、富士山の普遍的価値の証明として、アルプスやヒマラヤ、中国の泰山など世界の信仰・芸術に関連する山岳と比較がされていますが、その中では『登拝という特徴ある信仰形態を持ち、それが中世から現代まで長い間継承され、今も非常に多くの人々が行なっていることにその特徴がある』と結論付けられています。つまり「かつて信仰登山の歴史があった」ということ以上に「今なお信仰登山の歴史が生きている」ということに重点が置かれており、今後とも登拝の伝統を守っていくことは重要です。
 暫定版推薦書には、富士山が『芸術の源泉』であったことを示すために、古今東西の多数の美術作品や文学作品が列挙されているが、この中には万葉集における山部赤人の和歌や、近世の絵画「曽我物語図」など、富士市域から描かれたと思われるものも含まれており、そういった作品や描かれた場所の整理も今後求められます。また、美しい富士山の眺望を守っていくために今まで以上に景観に気を配る必要もあります。
 以下、質問します

(1)「2013年の夏」というゴールが見えてきた中で、増加が予想される観光客への対応や、関連する史跡の保存・整備など、富士市としてどのような準備をしていくか。
(2)世界文化遺産登録に関連する庁内の組織体制について、どのようになっているか。
(3)現在、「六所家発掘調査事業」として調査が進む東泉院跡であるが、隣接する吉原公園の再整備・拡張計画が進んでいる。公園整備の発掘調査への影響はどのようなものであるか。また、この地での一連の遺構について、十分な保存計画が立てられているか。
(4)村山浅間神社を経由して、現在の富士宮口登山道の6合目にいたる「村山古道」を使っての富士登山について、今後どのような対応をとっていくか。(昨年11月議会における小山議員の一般質問と同内容であるが、この1年間で世界文化遺産に向けての国内調査が終わり、構成資産の範囲が明らかになったため再度質問するものである)
(5)世界文化遺産登録に伴って景観計画を修正する予定はあるか。また観光客に向けた眺望地の整備について計画はあるか。
(6)世界文化遺産登録を意識した施設の新規建設及び、富士市立博物館など既存施設の改修についての計画はあるか。また静岡県が新設する予定の世界文化遺産センターの誘致についてどのように考えているか。
| 小池よしはる | 富士山 | 03:41 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://orz.fujiblog.jp/trackback/1074383
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
コメントありがとうございます
  • 海抜ゼロメートルから富士山の山頂まで、「富士山登山ルート3776」を使って登ってきました
    みゅう (08/02)
  • 静岡県は全国で2番目か3番目に雪が降らない
    名無し (06/02)
  • 私の一般質問は6月24日(金)の午後の2番目
    mochiduki kazunaga (05/04)
  • 私がそれでも富士市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!毎日、富士山が見られるよ。
    まさみ (04/12)
  • 東海パルプ、明治製紙を子会社化
    昔人 (04/09)
  • 3月8日の午後、一般質問します
    猫舌 (03/21)
  • 「コンパクトシティ政策に異議あり!」 12月7日に一般質問します。
    富士市民 (12/15)
  • 「コンパクトシティ政策に異議あり!」 12月7日に一般質問します。
    おれ (12/03)
  • 新富士駅と富士駅を、接続することは可能なのか?
    政経逆流 (09/17)
  • 富士市議会は、安保法制の慎重審議を求める意見書を全会一致で採択
    小池よしはる (01/26)
小池よしはる(小池義治)

富士市議会議員(2期目)
会派・民主連合

1977年9月22日生まれ(40歳)
富士市青葉町(富士北地区=富士中央小学区)在住

・2011年4月 富士市議選
3072票をいただき初当選
(44人立候補中 5位)

・2015年4月 富士市議選
3555票をいただき2回目の当選
(39人立候補中 1位)

2人の子どもを子育て中

吉原小学校 → 吉原第一中学校 → 富士高校 → 早稲田大学商学部(中退)

NPO法人富士山検定協会 代表理事
元・富士市民活動センター センター長

ご連絡は、
fujiblog(あっとまーく)gmail.comまで。

facebookは、こちら。


最新の記事

カテゴリー

過去の記事