2014.01.31 Friday
私がそれでも富士市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!毎日、富士山が見られるよ。
突然どうしちゃったんだ、というタイトルですが…。
「私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。」という記事が発端となって、「〇〇に住み続ける魅力」という記事を全国の人が書いているようです。かなり多くのまちのバージョンが書かれていて、下記にまとめがあります。
・その街の魅力! 札幌、函館、仙台、新潟、浦和、世田谷、京都、大阪、神戸、奈良、岡山、福岡、北九州、宮崎、鹿児島、沖縄、……に住み続ける理由を熱く語るブログが急増中です
私も富士市の魅力を書かなきゃ!と思い立って、市外の人に向けて書いてみました。
1.富士山がいつも見られる
まずは、これでしょ。何と贅沢なことかと思います。雄大な富士山が、一年中見られるのです。(正確にいうと3分の1の日は見えないです。詳しくは「富士市|富士山観測の記録」をみてください)
「毎日見てると飽きちゃうでしょ?」と言われますが、飽きないんですよ、これが! 富士山には”表情”があります。1年の中で、雪がだんだん積もってきて、やがて消えていくという表情。1日の中でも、朝焼けに染まったり、流れる雲に隠れたり、夕焼けに照らされたりという表情もあります。写真では表現しづらいので肉眼で見てもらうしかないのですが、月夜にはうっすらと暗闇に富士山の輪郭が浮き上がるという幻想的な風景も目にできます。また、富士山グルッと360度、山梨側も静岡側も、東側(御殿場側)からみても、西側(朝霧側)からみても、まったく姿形が違うんです。飽きることなく、富士山を眺めることが毎日できる、それが富士市!
2.東京まで1時間(日帰りできる)
新幹線の「新富士駅」から、東京駅まで1時間5分、品川駅まで55分で着きます。富士市から東京へ毎日、通勤・通学している方もいます。
「TOKYO」は、ビジネスにおいても文化においても世界第一級の都市です。各種の世界の都市ランキングをみてもニューヨークやロンドンやパリと並び「ベスト5」に確実に入ってくる都市です。札幌や仙台や名古屋や大阪や広島や福岡は大きな都市ですが、世界トップクラスではありません。東京とは明らかな差があります。
その東京へ「日帰り」ができるのが富士市です。満員電車や交通渋滞や高い家賃など、過密都市のデメリットを避けながら、世界で最先端のビジネスチャンスや最先端のカルチャーにアクセスできます。富士山までがトーキョー。富士市は「大東京圏」の西の端、という言い方もできるかと思います。
3.土地の値段が安い
富士山の南西から南にかけては平坦な土地が広がっていて、そこに富士市はあります。富士市は市街地が広く拡散しています。メインの駅である富士駅の周辺にはデパートも映画館もスーパーもコンビニさえもないという有り様です。
富士市は、人口で言うと静岡県内で第3位ですが、土地の価格でいうと沼津や三島よりも安いです。このリンク先に商業地区の市町別の最高価格地点順位がありますが、富士市はベスト10に入れません。
歴史的なことをいえば、徳川幕府ができた時、こんなに江戸に近い場所に大名がいたら(寝返ったら)危なくて仕方がないよ、ということで有力な大名は置かれず、小さく分割されて天領や旗本・御家人領になり城下町にはなりませんでした。特に有力な神社仏閣もなかったので、門前町ではありませんし(近くでは、浅間大社→富士宮市、三嶋大社→三島市)、明治以降、鉄道の東海道本線ができた位置が、東海道五十三次の宿場(日本橋から14番目の吉原宿)とも離れていて、さらに東海道新幹線の駅(新富士駅)の位置も離れていて…とバラバラなので中心市街地が分散してしまっているのが、まちの問題点です。数値的に言えば、DID人口密度が、4111人/平方kmと全国(6758人)と比べても低く、最低レベルです。
その裏返しとして、土地が安いといえます。決して都市インフラが未整備で不便だからということではありません。インフラは十分にそろっています。富士市は産業の街として、戦後の期間のほとんどで財政力指数が「1」を超える、地方交付税の不交付団体でした。道路も学校も公園も上下水道も整備されています。土地が安いのは、単純に供給が多いからだと思います。
東京都心のワンルームマンションの家賃と同じくらいの値段で、庭付き・駐車場付きの一戸建てが借りられます。
4.雪が降らない温暖な気候
私はこれまで36年の人生のうち、東京に住んでいた9年間を除いた27年間、富士市に住んでいますが、雪が積もったのを見たのは3回くらいです。山梨県や長野県や新潟県の山々が「北風」をブロックしてくれるので、滅多に雪が降らないです。一年を通じて日照時間も長いです。
・年間雪日数 [とどラン] 静岡県は第45位。宮崎県、沖縄県の次。
・年間日照時間 [とどラン] 静岡県は第5位
東京に住んでいた時にはマフラーや手袋をよく使っていましたが、富士市で使ったことがありません。暖かいのは本当に良いことだなーと思います。
5.人混みが少ない
(自家用車があれば…との条件が付きますが、)ほとんど買い物に困ることはありません。イオンモールなどのショッピングセンター、大規模なホームセンター、地元商店街などたくさんの選択肢があります。1時間も運転すれば、御殿場アウトレットや、静岡駅周辺の西武百貨店・伊勢丹・松坂屋・新静岡セノバなどに行けます。富士市内は、どこに行っても空いています。行列を経験することはほぼありません。車も渋滞することも滅多にありませんし、駐車場は無料の平置きです。
人混みが好きでない私にとっては、これは大変に心地が良いことです。
(しかし、身体的理由や金銭的理由で自家用車が無いとなると、便利とは言えない街になってしまうのが、欠点です。多くのバス路線は1時間に1本あるかないか、という状況です。)
6.人がやさしい
26万都市というまちのサイズが、ちょうど良いのだと思います。田舎特有の人間関係の濃さ(初めて会った人でも、知り合いを辿ってくと必ずどっかで繋がっているような…)というのはあるけれど、だからといって閉鎖的ということはありません。
江戸時代以前から代々ずっと住んでいるという家系は少ないように思います。古くから東海道の宿場だったので、他都市との交流も盛んでしたし、明治から昭和を通しては工業の街として人口が増え続けてきたので、日本全国(さらには世界各国)から移り住んできた人たちがミックスされています。
26個ある小学校の校区ごとに「まちづくりセンター」が置かれていて(地区という単位)、その単位でさまざまな交流が行われていることも特徴のひとつです。
私は多くの富士市民に助けてもらって、何とかこれまでやってきました。やさしいです、富士市民!
まとめ
富士市の良いところ、6つじゃ書ききれませんね。食べ物が美味しいことや、子育てがしやすいなんてことも特徴だと思います。
最近はテレワーキング(在宅勤務)が注目されつつあるようですが、東京への近さを活かして、「富士市で生活して週に4日は在宅勤務で週に1度だけ東京に出社する」というようなライフスタイルが広まればいいなと思っていますし、そのための環境整備にも取り組めたらと思っています。
富士市、本当に良いまちです!
富士市、大好きです!
「私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。」という記事が発端となって、「〇〇に住み続ける魅力」という記事を全国の人が書いているようです。かなり多くのまちのバージョンが書かれていて、下記にまとめがあります。
・その街の魅力! 札幌、函館、仙台、新潟、浦和、世田谷、京都、大阪、神戸、奈良、岡山、福岡、北九州、宮崎、鹿児島、沖縄、……に住み続ける理由を熱く語るブログが急増中です
私も富士市の魅力を書かなきゃ!と思い立って、市外の人に向けて書いてみました。
1.富士山がいつも見られる
まずは、これでしょ。何と贅沢なことかと思います。雄大な富士山が、一年中見られるのです。(正確にいうと3分の1の日は見えないです。詳しくは「富士市|富士山観測の記録」をみてください)
「毎日見てると飽きちゃうでしょ?」と言われますが、飽きないんですよ、これが! 富士山には”表情”があります。1年の中で、雪がだんだん積もってきて、やがて消えていくという表情。1日の中でも、朝焼けに染まったり、流れる雲に隠れたり、夕焼けに照らされたりという表情もあります。写真では表現しづらいので肉眼で見てもらうしかないのですが、月夜にはうっすらと暗闇に富士山の輪郭が浮き上がるという幻想的な風景も目にできます。また、富士山グルッと360度、山梨側も静岡側も、東側(御殿場側)からみても、西側(朝霧側)からみても、まったく姿形が違うんです。飽きることなく、富士山を眺めることが毎日できる、それが富士市!
2.東京まで1時間(日帰りできる)
新幹線の「新富士駅」から、東京駅まで1時間5分、品川駅まで55分で着きます。富士市から東京へ毎日、通勤・通学している方もいます。
「TOKYO」は、ビジネスにおいても文化においても世界第一級の都市です。各種の世界の都市ランキングをみてもニューヨークやロンドンやパリと並び「ベスト5」に確実に入ってくる都市です。札幌や仙台や名古屋や大阪や広島や福岡は大きな都市ですが、世界トップクラスではありません。東京とは明らかな差があります。
その東京へ「日帰り」ができるのが富士市です。満員電車や交通渋滞や高い家賃など、過密都市のデメリットを避けながら、世界で最先端のビジネスチャンスや最先端のカルチャーにアクセスできます。富士山までがトーキョー。富士市は「大東京圏」の西の端、という言い方もできるかと思います。
3.土地の値段が安い
富士山の南西から南にかけては平坦な土地が広がっていて、そこに富士市はあります。富士市は市街地が広く拡散しています。メインの駅である富士駅の周辺にはデパートも映画館もスーパーもコンビニさえもないという有り様です。
富士市は、人口で言うと静岡県内で第3位ですが、土地の価格でいうと沼津や三島よりも安いです。このリンク先に商業地区の市町別の最高価格地点順位がありますが、富士市はベスト10に入れません。
歴史的なことをいえば、徳川幕府ができた時、こんなに江戸に近い場所に大名がいたら(寝返ったら)危なくて仕方がないよ、ということで有力な大名は置かれず、小さく分割されて天領や旗本・御家人領になり城下町にはなりませんでした。特に有力な神社仏閣もなかったので、門前町ではありませんし(近くでは、浅間大社→富士宮市、三嶋大社→三島市)、明治以降、鉄道の東海道本線ができた位置が、東海道五十三次の宿場(日本橋から14番目の吉原宿)とも離れていて、さらに東海道新幹線の駅(新富士駅)の位置も離れていて…とバラバラなので中心市街地が分散してしまっているのが、まちの問題点です。数値的に言えば、DID人口密度が、4111人/平方kmと全国(6758人)と比べても低く、最低レベルです。
その裏返しとして、土地が安いといえます。決して都市インフラが未整備で不便だからということではありません。インフラは十分にそろっています。富士市は産業の街として、戦後の期間のほとんどで財政力指数が「1」を超える、地方交付税の不交付団体でした。道路も学校も公園も上下水道も整備されています。土地が安いのは、単純に供給が多いからだと思います。
東京都心のワンルームマンションの家賃と同じくらいの値段で、庭付き・駐車場付きの一戸建てが借りられます。
4.雪が降らない温暖な気候
私はこれまで36年の人生のうち、東京に住んでいた9年間を除いた27年間、富士市に住んでいますが、雪が積もったのを見たのは3回くらいです。山梨県や長野県や新潟県の山々が「北風」をブロックしてくれるので、滅多に雪が降らないです。一年を通じて日照時間も長いです。
・年間雪日数 [とどラン] 静岡県は第45位。宮崎県、沖縄県の次。
・年間日照時間 [とどラン] 静岡県は第5位
東京に住んでいた時にはマフラーや手袋をよく使っていましたが、富士市で使ったことがありません。暖かいのは本当に良いことだなーと思います。
5.人混みが少ない
(自家用車があれば…との条件が付きますが、)ほとんど買い物に困ることはありません。イオンモールなどのショッピングセンター、大規模なホームセンター、地元商店街などたくさんの選択肢があります。1時間も運転すれば、御殿場アウトレットや、静岡駅周辺の西武百貨店・伊勢丹・松坂屋・新静岡セノバなどに行けます。富士市内は、どこに行っても空いています。行列を経験することはほぼありません。車も渋滞することも滅多にありませんし、駐車場は無料の平置きです。
人混みが好きでない私にとっては、これは大変に心地が良いことです。
(しかし、身体的理由や金銭的理由で自家用車が無いとなると、便利とは言えない街になってしまうのが、欠点です。多くのバス路線は1時間に1本あるかないか、という状況です。)
6.人がやさしい
26万都市というまちのサイズが、ちょうど良いのだと思います。田舎特有の人間関係の濃さ(初めて会った人でも、知り合いを辿ってくと必ずどっかで繋がっているような…)というのはあるけれど、だからといって閉鎖的ということはありません。
江戸時代以前から代々ずっと住んでいるという家系は少ないように思います。古くから東海道の宿場だったので、他都市との交流も盛んでしたし、明治から昭和を通しては工業の街として人口が増え続けてきたので、日本全国(さらには世界各国)から移り住んできた人たちがミックスされています。
26個ある小学校の校区ごとに「まちづくりセンター」が置かれていて(地区という単位)、その単位でさまざまな交流が行われていることも特徴のひとつです。
私は多くの富士市民に助けてもらって、何とかこれまでやってきました。やさしいです、富士市民!
まとめ
富士市の良いところ、6つじゃ書ききれませんね。食べ物が美味しいことや、子育てがしやすいなんてことも特徴だと思います。
最近はテレワーキング(在宅勤務)が注目されつつあるようですが、東京への近さを活かして、「富士市で生活して週に4日は在宅勤務で週に1度だけ東京に出社する」というようなライフスタイルが広まればいいなと思っていますし、そのための環境整備にも取り組めたらと思っています。
富士市、本当に良いまちです!
富士市、大好きです!