2016.07.13 Wednesday
参院選2016
参院選の富士市での結果について少し書きます。
私が応援していた静岡選挙区の平山佐知子さん、静岡県全体では2位当選でしたが、富士市では得票数で1位でした。

富士市での比例区の票(後述)は、自民+公明で50,488票、民進+社民で33,085票なので、平山さんの魅力や訴えにより、一万票くらいを"引っ張ってきた"と言えそうです。平山さんには、選挙戦で訴えてきた格差や子どもの貧困、労働問題などを国会で取り上げてもらいたいです。富士市が抱える課題については、私も連携しながら取り組みたいと思います。
あと特筆すべきは、突然の立候補に思えた大嶽創太郎さん。選挙戦終盤にはポスターも貼られ、富士市で3,492票を獲得。これは富士市議選(定数32)に当てはめると3位当選にあたる票数です。

開票区ごとでみると、富士市での平山さんの得票率は県内で7番目でした。そして、静岡選挙区が仮に1人区で野党共闘した場合を想定してみますと、民進・平山さんと共産・鈴木さんの得票を足すと(実際には単純な足し算とはいきませんが…)富士市でも県全体でも、50%をわずかに超えるという計算になりました。

続いて、比例区をみると、3年前と比較し最も票を伸ばしたのが自民党で、7,659票増加し36,637票。6年前との比較では1万票以上を上積みしています。共産党も急伸し、3年前との比較では、163%の伸び率です。ちなみに、今回の選挙報道で「改憲4党」と呼ばれることが多かった政党の合計票(自+公+お維+こころ)は、58,124票、率にして55.9%でした。また、富士市においては地方議員も支部もなく、組織だった活動がほぼされていない「おおさか維新」が、6,680票を獲得。無駄の削減や身を切る改革を重要テーマに考える方の支持を得ていると思います。
そして、比例区での政党名投票と個人名の投票、富士市での上位120番目まで、11票以上の方のランキングが↓です。

比例に立候補した164人の中で、富士市でゼロ票というのは3人だけ。名前を聞いたこと無い候補者も多い(というかほとんどですが…)、富士市民とどういった繋がりがあったのか、一定の票は得ていることに驚きます。上位をみますと、政党の重点候補、労働組合の推薦候補、元芸能人、業界団体推薦候補などが並びます。浜田まさよしさんは公明党が東海北陸地域で力を入れた候補。はまぐち誠さんは自動車総連の候補で富士市で強く、静岡市葵区の173票、熱海市の21票などに比べ格段に多い3,454票を獲得しました。比例の個人名での投票は、立地している企業などの関係で大きな地域差がでるので、市ごとの選挙結果を調べていくと面白いです。
異色なのが、23番目の山田太郎さん。「表現規制反対」を政策テーマに立候補し、ほとんどマスコミで見ることはありませんでしたが、ネットでの情報拡散のみで、富士市で553票を獲得しています。
全国においては与党の圧勝でしたが、富士市においては、選挙区で民進党候補が自民党候補を上回るなど、接戦ともいえる結果になりました。憲法改正は、今後どう進むかは不透明ですが、安倍政権下の改憲にストップをかけたいという多くの声があったことを、私はしっかり受け止めます。同時に、比例区でもっとも票を伸ばしたのが自民党であり、「この道を。力強く、前へ。」という安倍総理の訴えに共感した方が多かったという事実も受け止め、次に進んでいきたいと思います。
私は富士市議として、「リベラル」と「改革」という2つの軸を大事にこれまで政治活動をしてきましたが、このことは今の政治状況の中でますます大事だし、もっと強く打ち出したいと参院選の運動の中で感じました。多様な価値観を大事にすること、弱者と寄り添うこと、民主的なルールを重んじること、そして無駄の削減や身を切る改革。このことは、今の政治において足りない部分であり、国政と連携しながら、富士市においては私がその役をしっかりと担っていきたいと思います。
↓過去の国政選挙関連の記事
・2014年12月16日 衆院選が終わっての記事
・2013年7月19日 参院選を前にしての記事
私が応援していた静岡選挙区の平山佐知子さん、静岡県全体では2位当選でしたが、富士市では得票数で1位でした。

富士市での比例区の票(後述)は、自民+公明で50,488票、民進+社民で33,085票なので、平山さんの魅力や訴えにより、一万票くらいを"引っ張ってきた"と言えそうです。平山さんには、選挙戦で訴えてきた格差や子どもの貧困、労働問題などを国会で取り上げてもらいたいです。富士市が抱える課題については、私も連携しながら取り組みたいと思います。
あと特筆すべきは、突然の立候補に思えた大嶽創太郎さん。選挙戦終盤にはポスターも貼られ、富士市で3,492票を獲得。これは富士市議選(定数32)に当てはめると3位当選にあたる票数です。

開票区ごとでみると、富士市での平山さんの得票率は県内で7番目でした。そして、静岡選挙区が仮に1人区で野党共闘した場合を想定してみますと、民進・平山さんと共産・鈴木さんの得票を足すと(実際には単純な足し算とはいきませんが…)富士市でも県全体でも、50%をわずかに超えるという計算になりました。

続いて、比例区をみると、3年前と比較し最も票を伸ばしたのが自民党で、7,659票増加し36,637票。6年前との比較では1万票以上を上積みしています。共産党も急伸し、3年前との比較では、163%の伸び率です。ちなみに、今回の選挙報道で「改憲4党」と呼ばれることが多かった政党の合計票(自+公+お維+こころ)は、58,124票、率にして55.9%でした。また、富士市においては地方議員も支部もなく、組織だった活動がほぼされていない「おおさか維新」が、6,680票を獲得。無駄の削減や身を切る改革を重要テーマに考える方の支持を得ていると思います。
そして、比例区での政党名投票と個人名の投票、富士市での上位120番目まで、11票以上の方のランキングが↓です。

比例に立候補した164人の中で、富士市でゼロ票というのは3人だけ。名前を聞いたこと無い候補者も多い(というかほとんどですが…)、富士市民とどういった繋がりがあったのか、一定の票は得ていることに驚きます。上位をみますと、政党の重点候補、労働組合の推薦候補、元芸能人、業界団体推薦候補などが並びます。浜田まさよしさんは公明党が東海北陸地域で力を入れた候補。はまぐち誠さんは自動車総連の候補で富士市で強く、静岡市葵区の173票、熱海市の21票などに比べ格段に多い3,454票を獲得しました。比例の個人名での投票は、立地している企業などの関係で大きな地域差がでるので、市ごとの選挙結果を調べていくと面白いです。
異色なのが、23番目の山田太郎さん。「表現規制反対」を政策テーマに立候補し、ほとんどマスコミで見ることはありませんでしたが、ネットでの情報拡散のみで、富士市で553票を獲得しています。
全国においては与党の圧勝でしたが、富士市においては、選挙区で民進党候補が自民党候補を上回るなど、接戦ともいえる結果になりました。憲法改正は、今後どう進むかは不透明ですが、安倍政権下の改憲にストップをかけたいという多くの声があったことを、私はしっかり受け止めます。同時に、比例区でもっとも票を伸ばしたのが自民党であり、「この道を。力強く、前へ。」という安倍総理の訴えに共感した方が多かったという事実も受け止め、次に進んでいきたいと思います。
私は富士市議として、「リベラル」と「改革」という2つの軸を大事にこれまで政治活動をしてきましたが、このことは今の政治状況の中でますます大事だし、もっと強く打ち出したいと参院選の運動の中で感じました。多様な価値観を大事にすること、弱者と寄り添うこと、民主的なルールを重んじること、そして無駄の削減や身を切る改革。このことは、今の政治において足りない部分であり、国政と連携しながら、富士市においては私がその役をしっかりと担っていきたいと思います。
↓過去の国政選挙関連の記事
・2014年12月16日 衆院選が終わっての記事
・2013年7月19日 参院選を前にしての記事