2016.12.01 Thursday
「コンパクトシティ政策に異議あり!」 12月7日に一般質問します。
富士市議会11月定例会の会期中ですが、私は初当選以来23回連続23回目の一般質問の発言通告をしています。
日にちは、12月7日(水)の午前11時少し前から(前の議員が終わり次第)の60分間です。
市役所10階で傍聴できますので、ご都合つく方はぜひ聞きに来てください(直接市役所10階へ)。ネット中継もあります。
今回は、「地区別の人口推移について」「コンパクトシティ政策の実現性と負の側面について」の二項目ですが、両項目とも関連しながら、富士市を元気にするにはどうしたら良いか、富士市の将来のまちのカタチをどうしていったらいいか、徹底的に議論したいと思っています。いま富士市が進めようとしている「コンパクトシティ政策」(まちを中心に集めて小さくしていこう)、これは富士市の良さを削ってしまい、人口をさらに減らしてしまう大きな問題があると思っています。全市民が関係する大問題だと思っています。
ネタバレしない程度に内容を少しだけ。(全体の主張はぜひ質問を見てください)
まずは、地区別の人口の推移を丁寧に見ていきたいと思っています。
富士市は富士川町と合併して8年が経ちますが、この間に富士市全体で5612人減少しています。率にして2.2%の減少です。
この2.2%の減少ですが、どのように減少しているでしょうか?
富士市の人口が均一的に2.2%減っているんじゃないんです。増えている地区もあるんです(7地区)。だけど、10%以上も減少している地区もあるんです。富士見台地区なんて、8年間でなんと17%も減っています。元吉原地区も12%も減っています、この8年間で。
直近の一年間の推移をみると、富士駅北地区、吉原地区など中心部で下げ止まってきたトレンドが分かります。
そして世代別の人口比率をみると、人口が減少している地区で特に高齢化が進んでいる様子が分かります(市の平均と1%以上の乖離に色を塗っています)。
これから、人口減少を抑えていくにはどうしたら良いか…。「長所は伸ばし、短所は克服する」というのは当たり前のことで、人口が増えている地区にはもっと増えてもらって、減少している地区の減少を押さえていけばいいと思うのですが、そういう政策とられてないよ!というのが今回の質問のひとつのテーマです。
富士市がコンパクトシティを進めるために再来年までに策定する「立地適正化計画」(←国土交通省により強力にプッシュされている)の内容次第では、せっかく人口が伸びている地区の一部においても、市の中心エリア(居住誘導区域)という概念から外れて宅地開発に何らかの制限がかかる可能性があります(※立地適正化計画の策定はこれからなので、あくまでも「可能性」の段階ですが…)。そしてさらに問題なのが、周辺地区からまちなかへの誘導政策がはじまってしまっていて、周辺地区において、あまりにも急激すぎる人口減少と高齢化が進行するだろうことです。
富士市では、まちなか(この場合、吉原商店街周辺や、富士駅周辺の商業地区)に若い世帯が住宅を購入すると、市が最大70万円補助するという事業がことし10月から始まりました。
↓このポスター見た方も多いと思います。「まちなかU−40」(←アンダーフォーティーと読みます)という事業です。
私は、この予算に対して、今年3月の議会で問題として取り上げ大議論になりました(詳細は、3月15日・16日の建設水道委員会議事録をご覧ください)。結局は所轄する建設水道委員会で「さらに委員会での説明を求める」という趣旨の附帯決議(行政に対する注文)を付け、予算は通過することになりました。
コンパクトシティを進めると「行政コストが削減できる」という説明が繰り返しされています。しかし、具体的な説明は何もありません。例えば富士見台地区の人があと3000人、吉原商店街のマンションに引っ越したとして(そんなこと無理だけど)、削減される行政コストって何でしょう。富士見台の水道菅を引っこ抜くのか、道路をはがすのか、学校を廃校にするのか。残った住民はどうしたら良いのか。そういう私の疑問は現時点でクリアになっていません。
そもそも富士市は歴史的にみて、城下町でも門前町でもないので、コンパクトシティだったことは一度もありません。沢山の村が集まって、村の歴史を引き継いで今の富士市になっています。そういったことも確認していき、連綿と続いてきた文化を根絶やしにしてはいけないと思っています。
そもそも、超高齢化でこれからものすごい角度で人口が急減していくのに、いまさら!中心市街地の賑わいなんてのは「ないものねだり」だし、現実的ではないし、多大な犠牲と多額の公費を使ってまでやる必要があるのかな、というの私の想いです。もっとまちの「あるもの探し」を。山もあり、海もあり、まちもある富士市の良いところを見つめなおして、「富士市ならではの幸せのカタチ」を磨き上げて発信していくことに全力を尽くした方が、持続可能だし、富士市民が幸せに暮らせるし、それは市外にも伝わって、Uターンする人も移り住む人も増えていくと思っています。
少し書きすぎましたが…。とりあえずは、今回の質問にご注目ください。充実した60分になるよう準備しています。12月7日です!
↓発言通告書
日にちは、12月7日(水)の午前11時少し前から(前の議員が終わり次第)の60分間です。
市役所10階で傍聴できますので、ご都合つく方はぜひ聞きに来てください(直接市役所10階へ)。ネット中継もあります。
今回は、「地区別の人口推移について」「コンパクトシティ政策の実現性と負の側面について」の二項目ですが、両項目とも関連しながら、富士市を元気にするにはどうしたら良いか、富士市の将来のまちのカタチをどうしていったらいいか、徹底的に議論したいと思っています。いま富士市が進めようとしている「コンパクトシティ政策」(まちを中心に集めて小さくしていこう)、これは富士市の良さを削ってしまい、人口をさらに減らしてしまう大きな問題があると思っています。全市民が関係する大問題だと思っています。
ネタバレしない程度に内容を少しだけ。(全体の主張はぜひ質問を見てください)
まずは、地区別の人口の推移を丁寧に見ていきたいと思っています。
富士市は富士川町と合併して8年が経ちますが、この間に富士市全体で5612人減少しています。率にして2.2%の減少です。
この2.2%の減少ですが、どのように減少しているでしょうか?
富士市の人口が均一的に2.2%減っているんじゃないんです。増えている地区もあるんです(7地区)。だけど、10%以上も減少している地区もあるんです。富士見台地区なんて、8年間でなんと17%も減っています。元吉原地区も12%も減っています、この8年間で。
直近の一年間の推移をみると、富士駅北地区、吉原地区など中心部で下げ止まってきたトレンドが分かります。
そして世代別の人口比率をみると、人口が減少している地区で特に高齢化が進んでいる様子が分かります(市の平均と1%以上の乖離に色を塗っています)。
これから、人口減少を抑えていくにはどうしたら良いか…。「長所は伸ばし、短所は克服する」というのは当たり前のことで、人口が増えている地区にはもっと増えてもらって、減少している地区の減少を押さえていけばいいと思うのですが、そういう政策とられてないよ!というのが今回の質問のひとつのテーマです。
富士市がコンパクトシティを進めるために再来年までに策定する「立地適正化計画」(←国土交通省により強力にプッシュされている)の内容次第では、せっかく人口が伸びている地区の一部においても、市の中心エリア(居住誘導区域)という概念から外れて宅地開発に何らかの制限がかかる可能性があります(※立地適正化計画の策定はこれからなので、あくまでも「可能性」の段階ですが…)。そしてさらに問題なのが、周辺地区からまちなかへの誘導政策がはじまってしまっていて、周辺地区において、あまりにも急激すぎる人口減少と高齢化が進行するだろうことです。
富士市では、まちなか(この場合、吉原商店街周辺や、富士駅周辺の商業地区)に若い世帯が住宅を購入すると、市が最大70万円補助するという事業がことし10月から始まりました。
↓このポスター見た方も多いと思います。「まちなかU−40」(←アンダーフォーティーと読みます)という事業です。
私は、この予算に対して、今年3月の議会で問題として取り上げ大議論になりました(詳細は、3月15日・16日の建設水道委員会議事録をご覧ください)。結局は所轄する建設水道委員会で「さらに委員会での説明を求める」という趣旨の附帯決議(行政に対する注文)を付け、予算は通過することになりました。
コンパクトシティを進めると「行政コストが削減できる」という説明が繰り返しされています。しかし、具体的な説明は何もありません。例えば富士見台地区の人があと3000人、吉原商店街のマンションに引っ越したとして(そんなこと無理だけど)、削減される行政コストって何でしょう。富士見台の水道菅を引っこ抜くのか、道路をはがすのか、学校を廃校にするのか。残った住民はどうしたら良いのか。そういう私の疑問は現時点でクリアになっていません。
そもそも富士市は歴史的にみて、城下町でも門前町でもないので、コンパクトシティだったことは一度もありません。沢山の村が集まって、村の歴史を引き継いで今の富士市になっています。そういったことも確認していき、連綿と続いてきた文化を根絶やしにしてはいけないと思っています。
そもそも、超高齢化でこれからものすごい角度で人口が急減していくのに、いまさら!中心市街地の賑わいなんてのは「ないものねだり」だし、現実的ではないし、多大な犠牲と多額の公費を使ってまでやる必要があるのかな、というの私の想いです。もっとまちの「あるもの探し」を。山もあり、海もあり、まちもある富士市の良いところを見つめなおして、「富士市ならではの幸せのカタチ」を磨き上げて発信していくことに全力を尽くした方が、持続可能だし、富士市民が幸せに暮らせるし、それは市外にも伝わって、Uターンする人も移り住む人も増えていくと思っています。
少し書きすぎましたが…。とりあえずは、今回の質問にご注目ください。充実した60分になるよう準備しています。12月7日です!
↓発言通告書