2018.08.09 Thursday
富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
最近、中核市移行について聞かれることが多いので、現時点での意見を書いておくと、私はこれに反対です。
↓中核市について、ことし7月5日号の広報ふじです。
…分かります?
2段目の「中核市になると、どう変わるの?」という部分、市民の暮らしが実際にどう変わるのか、誰がどういう風にハッピーになるのか、私には分からないです。
中核市に移行すると、いま県がやっている事務のいくつかが市に移譲され、保健所を設置したり、いまより余計に市の職員が必要となります。その経費は年間で6億円とも8億円とも言われていますが、交付税の不交付団体の富士市は、その分のお金のすべてを国や県からもらえるわけではありません。富士市の予算から出費する部分が多いのです。
権限が増えることによって、具体的に市民にメリットがあれば良いのですが、それは未だに「よくわからない」んです。
さらに、中核市移行を「手段」としてその先に、夢が広がるような富士市の未来のビジョンがあるべきですが、小長井市長はそれを示せていません。
市長は、まずは「中核市に移行したい」と表明することで、県との交渉に入り具体的にいくらかかるのか等を明らかにして(市長や議会が)最終判断することも考えているようですが、私は「表明する」必要もないと思っています。 中核市に移行したり断念したりする全国の他市の事例を研究すれば、大まかな様子は見えてきているし、不交付団体の富士市にとって、持ち出す必要がある経費が多少なりともあることは既に明らかです。半年以上前からこの議論がはじまっていますが、いまだに、市民が具体的にハッピーになる事例の1つや2つさえ、さらには移行後の夢のあるビジョンさえ、全く示されていない以上、県と交渉しても無駄だと感じています。
以前にも書きましたが、私は目指すべきは「コンパクトな市役所」だと思ってます。中核市移行は逆です。仕事を増やし、職員を増やし、市役所を大きくする方向性です。
事務作業が増えることに使う予算があるなら、もっとオリジナルな、もっと夢のある、もっと市民に直接メリットがある政策が実行できると思っています。
市議会議員の重要な仕事は、予算内容をチェックし決定することで、「一円たりとも無駄な出費を許さない」という気持ちでいます。
都市の地位だとか、メンツだとか、ブランドとか、そんなものの為には、公費を使うわけにはいきません。
普通の富士市民にとってワケがわからないような予算の使い方は「断固として認めない」、その覚悟で今後の中核市移行の議論に加わっていきたいと思っています。
また進展があったら報告したいと思います。ご注目ください。
#nextFUJI
↓中核市について、ことし7月5日号の広報ふじです。
…分かります?
2段目の「中核市になると、どう変わるの?」という部分、市民の暮らしが実際にどう変わるのか、誰がどういう風にハッピーになるのか、私には分からないです。
中核市に移行すると、いま県がやっている事務のいくつかが市に移譲され、保健所を設置したり、いまより余計に市の職員が必要となります。その経費は年間で6億円とも8億円とも言われていますが、交付税の不交付団体の富士市は、その分のお金のすべてを国や県からもらえるわけではありません。富士市の予算から出費する部分が多いのです。
権限が増えることによって、具体的に市民にメリットがあれば良いのですが、それは未だに「よくわからない」んです。
さらに、中核市移行を「手段」としてその先に、夢が広がるような富士市の未来のビジョンがあるべきですが、小長井市長はそれを示せていません。
市長は、まずは「中核市に移行したい」と表明することで、県との交渉に入り具体的にいくらかかるのか等を明らかにして(市長や議会が)最終判断することも考えているようですが、私は「表明する」必要もないと思っています。 中核市に移行したり断念したりする全国の他市の事例を研究すれば、大まかな様子は見えてきているし、不交付団体の富士市にとって、持ち出す必要がある経費が多少なりともあることは既に明らかです。半年以上前からこの議論がはじまっていますが、いまだに、市民が具体的にハッピーになる事例の1つや2つさえ、さらには移行後の夢のあるビジョンさえ、全く示されていない以上、県と交渉しても無駄だと感じています。
以前にも書きましたが、私は目指すべきは「コンパクトな市役所」だと思ってます。中核市移行は逆です。仕事を増やし、職員を増やし、市役所を大きくする方向性です。
事務作業が増えることに使う予算があるなら、もっとオリジナルな、もっと夢のある、もっと市民に直接メリットがある政策が実行できると思っています。
市議会議員の重要な仕事は、予算内容をチェックし決定することで、「一円たりとも無駄な出費を許さない」という気持ちでいます。
都市の地位だとか、メンツだとか、ブランドとか、そんなものの為には、公費を使うわけにはいきません。
普通の富士市民にとってワケがわからないような予算の使い方は「断固として認めない」、その覚悟で今後の中核市移行の議論に加わっていきたいと思っています。
また進展があったら報告したいと思います。ご注目ください。
#nextFUJI