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富士市議会議員・小池よしはるのブログ
富士市が選ばれた「中枢中核都市」って何なのか
12月19日の静岡新聞の第一面に「富士市が中枢中核都市に選ばれた」ということが大きく掲載されていました。




ここ数日、記事をみた市民から、富士市って結局「中核市」になったんだね、と言われますが、実は…それは…


違いますっ!


全く違うんです。全力で「違うんです」。けど、誤解されるのも仕方がないですね。
来年2月に市長が「中核市」に向けて移行表明するかしないか判断するという、中核市移行議論が佳境を迎えている微妙なタイミングですから。(政府は、なぜ紛らわしい名前にしたんだ!)
しかも、上記の静岡新聞の記事は、大見出しが「中枢中核市」、本文が「中枢中核市」と表記ゆれみたくなってて、判りにくさに拍車をかけています(中枢中核市が正しいようです)。


「中核市」と、「中枢中核都市」これは別物です。

さらに言うと、中核市に移行した場合にオプションのような形で他市と組むことができる「連携中枢都市圏」というものも別物です。


中枢中核都市に選ばれたことは、私にとってもまったく寝耳に水でした。

例えるなら、「あなたにちょっと豪華なこの家に住む権利が発生しました。住んでみますか、どうします? ただし維持費で年間700万円、特にあなたは収入もあるからそのうち300万円くらいは自腹で払ってね」と言われて、「うーん、別に必要に迫られているわけでもないしなー、どうしようかなー。お隣さんは、やめたしなー」という状態だったところ、まったく突然、「こっちの家に住んでね!」と見た目がそっくりな家を渡された、といった感じです。。

↑の比喩では分かりにくいですよね…(^^;
国は中核市の移行要件を人口30万人から人口20万人に引き下げた。中核市に移行すると年間7億円以上の費用がかかるし、交付税不交付団体の富士市はそのうち3億円くらい自腹で払わなくてはいけない計算。沼津市は早々に中核市移行を断念した。そんな時に、沼津市とともに中枢中核都市に一方的に選ばれた、ということです。
選ばれた中枢中核都市・全国82市の中には、政令市も中核市も施行時特例市(←いまの富士市)も含まれていて、中核市移行を断念(中断)した太田市やつくば市や上越市や岸和田市も入っていますし、富山県の高岡市(人口約17万)や射水市(人口9万)、山口県の宇部市(人口約16.5万)など中核市になれる条件を持たない一般市まで入っています。「中核市」は関係ないんです。

で、この中枢中核都市が何かということですが…


(現時点では)良く分からない、です。


12月18日に富士市議会の全員協議会が中核市をテーマに開かれて、この中枢中核都市のことも話題になりましたが、担当課職員も「国から詳しいことは聞いてないし分からない。今後調査していく。」とのことでした。中核的な都市として何らかの支援が得られるようだ、ということしか分かっていません。


ここから私の感想ですが、中枢中核都市に選ばれたことは「青天の霹靂」で「瓢箪から駒」で「棚から牡丹餅」、すごく良かったなと思います。
そしてだからこそ、ますます「中核市」になる必要はなくなったと思っています。
少なくとも、「中枢中核都市」になってどんなことができるのかハッキリするまでは、「中核市」の方の検討を延期すべきだと思います。

私は、もし小長井市長が来年2月に中核市の移行表明するならば、平成31年度当初予算案に反対しますし、このことは11月定例会ではっきりと言いました。


市の予算に関しては、市長が「提案」して、議会が「決定」して、市長(をリーダーとする市役所)がそれを「執行」するという流れです。
私たち議員には、予算を決定するという大事な役割があります。議員は当然、市民に利益がある予算案だったら「賛成」しますし、損がある予算案だったら「反対」します。

では、「何だか分からないもの」を含む予算案が提案されたら、どうでしょう。


これは「反対」するしかないんです。大切な税金を一円たりとも無駄にできませんから、納得できないものを「賛成」なんてできません。中核市についてはほとんどの市民も理解してませんし、納得できる説明がされていません。議員にとっても「何だか分からないもの」です。これに年間7億円以上の費用をかける(このために市の職員を54人も新規雇用する)なんてトンデモナイと思っています。


中核市について書き出すと長くなりますし、すでに分かりにくくなってると思うので、いったん終わりにします。
…というかこの議論、富士市民の皆さんにとっては、どうでも良くなってますよね。早くピリオドを打たなければ。。

詳しくは、富士市のウェブサイトに新しく「中核市移行検討庁内プロジェクトチーム報告書」という57ページもあるPDFファイルがアップされたのでご覧ください。
中枢中核都市の一覧については、wikipediaに項目ができていましたのでご参照ください。また追ってエントリを書きたいと思います。


・「中核市」と「中枢中核都市」はまったくの別物。
・「中核市移行」については小池義治は変わらずに反対である。

という2点をご理解いただければと思います。
| 小池よしはる | 富士市議会 | 17:33 | comments(1) | trackbacks(0) |
報告書を見ましたが、あれで「中核市に移行するメリットあり!」と市長は判断するのでしょうか?

保健所についての記述が多かったので、念のため触れておきますが、

・中核市になると、必ず保健所を設置しなければならない
・「保健所を設置したい」なら、必ずしも中核市である必要はなく「保健所政令市」になればよい

ってことが、どこにも触れられていないんですね。

また、明石市のように、「明石市は子どもを核としたまちづくりを進める」「明石の子どもは明石が守る」「児童相談所を設置するためには中核市にならなければいけない」というならわかりますが、「中核市になったらこんなことがメリットとして考えられます」では、中核市になることが目的のように聞こえます。

声の大きい人たちは賛成しているのかもしれませんが、小池議員が言っていたように「住民投票」でもなんでもいいので、市長をはじめ市の職員は市民の声を丁寧に聞くべきだと思います
| 某 | 2018/12/30 12:55 AM |









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コメントありがとうございます
小池よしはる(小池義治)

富士市議会議員(2期目)
会派・民主連合

1977年9月22日生まれ(41歳)
富士市青葉町(富士北地区=富士中央小学区)在住


2人の子どもを子育て中

吉原小学校 → 吉原第一中学校 → 富士高校 → 早稲田大学商学部(中退)

NPO法人富士山検定協会 代表理事
元・富士市民活動センター センター長

ご連絡は、
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