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富士市議会議員・小池よしはるのブログ
男女共同参画都市宣言記念式典
富士市はこの秋、男女共同参画都市宣言をしたのですが、その記念式典が11月14日(土)にロゼシアターあり僕も参加しました。



↓これが宣言文。
雄大な富士山のもと
世界につながる駿河の海をのぞみ
未来に向かって流れる富士川とともに
さまざまな歴史と伝統を織りまぜ、発展していく富士市
このまちで生活するわたしたちは
心豊かに、自分らしく生きるために
ここに「男女共同参画都市」を宣言します。

一、 女(ひと)と男(ひと)が、おたがいに認めあい、共に責任を分かちあいます。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、家庭でも、地域でも、仕事でも協力しあい、共に明るい未来をつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、あらゆる人と支えあい、共に生きる安全で安心なまちをつくります。
一、 女(ひと)と男(ひと)が、個性と能力を発揮しあい、共に夢や目標に向かって努力します。
 平成21年9月9日

男女共同参画に関しては、戦後の65年間、とりわけここ30年の間に制度も人の考え方も変化したものだなー、と後述の「女性史」なんかを読んでも痛感します。この推進運動にたずさわり闘ってきた人たちの成果だと思います。心から敬意を表したい気持ちになりました。


この日の記念公演は作家の落合恵子さんでした。その情感溢れる語り口に、ごく個人的な記憶が急に思い起こされ、ウルッときてしまいました。とてもいい話でした。

落合さんは、私たちが解くべき4つの鎖ということで、sexism(性差別)、ageism(年齢差別)、racism(人種差別)、ableism(健常者中心主義)をあげていました。これらについては僕も同じ思いです。意識してこの鎖を解いていかなくてはいけません。

僕の子供のころと比べても、差別を無くそうという方向にかなり進歩してきたなと思う反面、ここ数年、貧すれば鈍するというか、経済が縮小し社会不安が増大するなかで、ある種の偏狭な保守主義というか、保守の名を借りた懐古主義が湧き上がってきているというのは、ネット上の言説をみていても感じます。確かに「坂の上の雲」ころの明治や「Always3丁目の夕日」で描かれるような昭和初期の方が、人々は生き生きとして幸せだったんじゃないかと思う気持ちは僕の中にもないわけではないです。しかし時計の針を戻すことは何も解決させないし、歴史は(過去の伝統を受け継ぎながら)変えていくことによって作られていくものです。

バックラッシュというのかな、男女共同参画の推進に対する攻撃もネット上では多く見られます。しかしその多くは単なる誤解に基づいたものです。そもそも男女共同参画とジェンダーフリーは違うものだし、男女共同参画は、男らしさ女らしさを否定して始まるものではありません。(参考:富士常葉大学鈴木助教授の解説

政権が代わっても「選択的夫婦別姓」(ただ"選択"できるようにするというだけなのに!)の法案すら通らないし、まだまだだなー、戦うべき敵、打ち解くべき鎖は、まだまだ手強いものだなーと感じずにはいられません。

あと、落合さんは医師と患者の関係に触れたくだりで「パターナリズム(家父長主義)」という言葉を使って旧来的な医師の姿勢を強く批判してたんだけど、時間の関係もあったのか、それについてはその後触れなくて残念でしたが、パターナリズム、これは非常に難しい問題だと最近感じています。弱者や少数派の立場から発言する人たち、リベラルを主張する人たちが、パターナリスティックな(公権力への依存を強めるような)政策の方を支持するようなことを目にするにつけ、何がなんだか混乱してしまいます。

P.S.
記念式典の会場で、きらり交流会議の方たちがまとめた女性史「ふじの女性たちの歩みを紡ぐ」を購入しました。第1号と第3号が500円、第2号が300円です。

これ、ちょっと読み始めたらおもしろくて夢中になって読んでしまいました。お世辞じゃなくて、ここ最近のフィクション/ノンフィクションの中で、一番グッときました。

この本には、各号15人〜20人の富士市在住の女性(70代〜90代の高齢の方)が自分の人生について語った言葉が収められています。その多くは戦争によって翻弄された人生でもあり、現代との風習の違いに驚かされます(結婚式当日まで結婚相手に会ったことなかったとか!)。昔の富士市の様子も窺い知ることができて、大変貴重な資料でもあると思います。
| 小池よしはる | 現地レポート | 23:15 | comments(1) | trackbacks(0) |
富士市男女共同参画都市宣言式典,ご参加ありがとうございました。

良く勉強されているなと感心しました。さあこれから実践、期待していますよ。

でも今の若い人は、ごく普通に意識の上では男女共同参画になっているのではという気がしますがいかがなものでしょう?

意識と社会体制のギャップというのはあるでしょうが
| 小野由美子 | 2009/11/18 11:02 PM |









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コメントありがとうございます
  • 12月12日(水)午前10時から一般質問します。
    弥生 (12/12)
  • 中核市移行その前に…、富士市の現状は良いのか悪いのかという大問題
    青空園芸 (10/02)
  • 中核市移行その前に…、富士市の現状は良いのか悪いのかという大問題
    さてさて (09/06)
  • 中核市移行その前に…、富士市の現状は良いのか悪いのかという大問題
    HM (09/05)
  • 富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
    小池よしはる (08/29)
  • すでに3億円以上を支出している「若い人が富士市に家を建てて引っ越してきたらカネをあげるよ」という小長井市長の施策は、まちの活性化に繋がっているか
    名無し (08/26)
  • 富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
    青空園芸 (08/19)
  • 富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
    Hide@Yozakura (08/15)
  • 富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
    小池よしはる (08/10)
  • 富士市の中核市移行、私は(現時点では)反対です
    さてさて (08/09)
小池よしはる(小池義治)

富士市議会議員(2期目)
会派・民主連合

1977年9月22日生まれ(40歳)
富士市青葉町(富士北地区=富士中央小学区)在住

・2011年4月 富士市議選
3072票をいただき初当選
(44人立候補中 5位)

・2015年4月 富士市議選
3555票をいただき2回目の当選
(39人立候補中 1位)

2人の子どもを子育て中

吉原小学校 → 吉原第一中学校 → 富士高校 → 早稲田大学商学部(中退)

NPO法人富士山検定協会 代表理事
元・富士市民活動センター センター長

ご連絡は、
fujiblog(あっとまーく)gmail.comまで。

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